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ボルボ240、スモールライト交換

○ボルボ240、スモールライト交換
 昨日の夕方、左前方のスモールライト(車幅灯)が切れていることに気がついた。このライトは、BA15s口金の5wという、日本においては変り種の球で、オートバックスに行ってみたが、案の定、どのメーカーのカタログにも載っていない。Trade-designなどのボルボパーツを扱うところにネットから注文しないと手に入らない。すぐ届くが、面倒だ。まずはオート・ボルタに尋ねてみようと思った。
 それで今日の午後、オート・ボルタに電話をすると、「ありますよ」とのことで、一安心。アポイントを入れて、ショップに寄る。店は少しずつ引き合いが回復しているとのことで、今はスモールウィンドウ、ボーンホワイトの240の商談にかかっていると、社長は言っていた。
 早速カバーを取って電球を外してみると、やはりフィラメントが切れている。次々に切れるのは嫌なので、この際、両方とも、つまり生きている右側の方も新品に交換してもらう。すると、右側には10wの球が付いていた。前のオーナーの誰かが、どこかの段階で交換しているのだ。じつはこのオンマニ号、右前方のフェンダーが心持ち歪んでいて、恐らくぶつけた形跡がある。その際に純正5w球があるいは切れて、とりあえず10w球に置き換えたのかもしれない。だからそれ以来、ずっとガチャ目になっていたわけだ。他方、指定の5wでは暗いので10wにしている、という記事は、ネットのどこかで見た記憶がある。「10wにしておきますか」と社長も言うので、そうする。しばらく部品庫をごそごそして、「ちょうど2個残ってました」とのことで、接点を磨いて、首尾よく左右とも交換完了。なお、生きている古いやつは、予備用に取っておく。

vsmall01.jpg
●右が5w球。フィラメントが切れています。

 その後はオフィスで、4月に来る車検までのメンテナンスの相談。最大の問題として、ブレーキパッドもローターもそろそろ限界に近いので、これは車検時絶対交換になるだろうし、相当物入りになることが予想される。後はタイヤがやはりセーフティサインが見えるまであと1、2ミリだから、これも交換。さらにはバッテリーが4年経っているので、エクサイド製品とはいえども、一度上げてもいるし、これもそろそろ寿命だろう。こんなのが一時にどかっと来るのは真っ平御免なので、大体1箇月ごとに、さみだれ式に手を入れようと思う。エンジン、オイル、水回り、ブッシュ類は、今のところ問題ないようだ。プラグもSplitfireのプラチナだし、まだ交換は必要ないだろう。本当は同じSplitfireでもノーマルの方が相性がよいような気もするが、余計な出費は避けよう。

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●これは、折れてしまったので取り寄せてもらっていた、サンバイザーのフックです。純正品としては、もうほとんど最後のストックだという話でした。

 そんな話をつけて、オート・ボルタを辞す。帰る途中、昼間のラジオで「高幡不動は初不動とだるま市だ」と言っていたのを思い出し、どうせ道だからと、立ち寄ってみることにする。
 ボルタから調布インターに入り、府中インターを出て、20号線日野バイパスを経由して高幡不動に来ると、五重塔に雪洞が灯っている。もう5時過ぎで、参道の露店は店仕舞の仕度。本堂も閉める寸前だったがなんとか滑り込みでお参りを済まして、火伏せの団扇を頂く。縁日なのだから、もう少し遅くまでやっていてくれてもいいのにと思うが、そこは田舎。とはいえ、ここはいまやモノレールも通って大きな駅ビルもでき、郊外住宅地としても発展しつつあるから、そのうちもっと賑やかになるだろう。

taka02.jpg taka01.jpg

 その後は、いつもどおり、Fujiuで洋菓子を買って帰宅。

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ボルボ240、ヒューズ交換

○ボルボ240、ヒューズ交換
 午後から、ボルボ240オンマニ号のヒューズ交換をする。
 トレード・デザイン社の通販で、ボッシュのヒューズを調達してあった。これは「スティック・ヒューズ」、別名「セラミック・ヒューズ」というもので、日本ではその形から「芋虫ヒューズ」と呼ばれている。古い年式の欧州車は、みなこれらしい。アンペアによって、赤、白、青に区別される。ものは非常にヤワで、しかも導電部分がアルミでむき出しなので、湿気の影響で非常に腐蝕しやすいという。欧州だから通用する話で、日本ではきついだろう。三十年前、私が最初に乗ったスバル・レオーネ1600クーペの場合、みな管ヒューズだった。ボルボの話ではないが、ネットなどで調べると、電気に詳しい人によっては、パイパスしてしまってブレード・ヒューズにしているケースもある。
 ボンネットを開けて、バッテリーのマイナス端子を外そうとするが、メガネレンチが合わないことに愕然とする。もっと大きいものでなければならない。嶋電カミナリだのアースだのを締め付けてあるので、モンキーレンチは入らない。こういうときのためにバッテリーキルスイッチを装着していたのに、肝心のときには壊れていて役に立たない。止むを得ず、そのまま決行する。乱暴な話だ。
 91年式ボルボ240GLワゴンのヒューズボックスは、助手席左足許にあって、縦に並んでいる。一本外しては接点を磨き、ナノテク応用の嶋電スプレーをかけて、新品に交換ていく。たまにブラシが上と下の接点に当たって火花を飛ばしたりして、ひやひやする。まあ瞬間だから、大事は無いだろうと勝手に決める。それでも一回はブラシから煙が上がって肝を冷やした。
 久し振りなので、少し焦って、最後の白い奴のところで、ちょっと無理に押し込んだらしく、ヒューズ側のマウントが外れて一本無駄にする。ところが次のものも同じように歪めかけて、これはもうダメかと思ったが、外して何とか整形する。このあたり、原始的なものなので、多分これでいけるだろう。
 そうして最後の一本を押し込み、スタータをひねると、エンジンが無事かかる。どうやら成功。明日試運転してみる。
 心配は、キーレスエントリーの不調。右後部ドアノブが降りにくいのは、もしかして電流が少ないからかと思ってヒューズ交換をしたのだが、どうヒューズではないらしく、何度か試しているうちに、今度は助手席ノブまで降りなくなってきた。現在の最大の問題だ。

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ボルボ240、オート・ボルタより戻る

○ボルボ240、オート・ボルタより戻る

 オート・ボルタの社長より電話あり、ボルボ240オンマニ号の整備が上がったとのこと。午後から代車850に乗って、オンマニ号を取りに行く。
 まずは通常メンテナンス。
●オイル交換。バルボリン10W-40。
●オイルエレメント交換。ボッシュ製。
●WAKO'sケミカル投入。FVとSC。
 それから、外装磨き。社長がバフ研磨と、ボンネットは手作業で、二日もかけてやってくれた。私が昔のフランス人みたいに外装を放りっぱなしにしているのが悪いのだ。ついでに室内も清掃してくれたという。私もミニ掃除機は買ってあるので、心がけよう。
 それから心配だった点の第一である、キーレスエントリーによるドアロック不調だが、既述のように不良品のバッテリーキルスイッチを取り外して端子をターミナル直結に戻した結果、どうやらうまく動いている。ちょうどガレージの社長がオート・ボルタに来たので、一緒にドアの内張りを外し、ドアロックの機構からウィンドウレギュレーターまで綺麗に清掃して締め増しをし、グリースもかけたのだという。ただし、運転席ドアだけは「いじるな」というガレージ社長の厳命(懇願?)だったそうだ。取り付けの際のトラウマがよほど残っているらしい。しかし後でドアを閉めてみたら、「バン」という音がこれまでとは大違いの、いかにも「気密」といったいい感じになっていた。
 第二のエンジンハンチング/ノッキング/始動時の震えだが、一日の最初にエンジンをかけたときは、やはり少しあるそうだ。だがアクセルを踏んでやや回転を上げ気味にアイドリングさせると、すぐに通常の範囲内に収まって、その後はもうほとんど起こらないという。これはまあ仕方のないところもあるそうだ。むしろオンマニ号は優秀な方らしい。今後もプラグ点検、電気系点検、カーボン清掃でしのいでいくということになるだろう。ともかく現時点では、WAKO'sのF1をガス満タンごとに1本ずつ3回投入、それから今回はさらにWAKO'sの「プレミアムパワー」も1本加えて投入せよとのことだった。さらには、「3回に1回ぐらい、ハイオクを入れてください」とのご託宣。ノッキング防止と、エンジン内清浄化を徹底せよとのことだ。また、「あまりエンプティになる前にガス補給を」とも指示される。止むを得ない、長持ちのためだ。
 来年4月の車検に向けて、部品の調達の心覚えを書いておく。
●嶋電「カミナリ」。嶋電アースとプラスチャージラインは、壊れるまで大丈夫だそうだが、「カミナリ」はコンデンサーなので寿命があるという。車検ごとの交換でいける。
●ワイパーブレード。ボッシュのにしたい。
●オーバードライブソレノイド。交換の際、キックダウンケーブルも今度こそしっかり調整してもらう。
●ヒューズ。ボッシュ製の新品に全取替えしたい。これだけでもずいぶん違うかもしれない。
 さてオート・ボルタを辞して、試運転がてら帰宅。途中のエネオスで早速F1とプレミアムパワーを各1本投入、ハイオク満タン。エンジン音は静粛、出足はスムーズで申し分ない。リモコンロックもうまく動いている。これで燃費がよければ、こんどの整備は成功といえよう。
 しかし、こんなオールド・カーが、現代車にそこそこ負けない走りができると、横のどのクルマが考えるだろう。それを思うとなんだか楽しい。

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ボルボ850インプレッション

○ボルボ850インプレッション
 代車で来ている、ボルボ850GLEのインプレッションを書いておく。
 まず、車高が240に比して低いことに気づく。屋根が眺め渡せるので。しかし別に室内が頭がつかえるとかそんなことはなく、十分に広い。
 運転すると、パワーステアリングが軽い、軽い。片手で楽に回せてしまう。もちろん、しっかり保持することはできるが。ウッドハンドルだし、高級感があって快適。乗り心地も悪くないし、ロールもしないのは、デルタリンク方式の賜物だろう。さすがレースにまで出た車だ。
 加速はもちろんよく効き、かつスムーズ。ついアクセルを踏み込んですっ飛ばしてしまいそう。エンジン音も低く、いかにも噴射しているという感じだ。ただし、あっ、スピードが出すぎた、いかん、コントロールせねば、と思って速度計を見ると、案外60キロに届いていなかったりする。つまり、加速に要する時間も短いし、車高の低さとも相俟って、スピード感覚(疾走感覚)が240とはだいぶん違うということだろう。
 後は、室内はごてごてしているし、オーディオや空調も何かかにか含めて計器は多いし、透過式でピカピカしているし、マア現代車に繋がるわけで、そんなものか、とも思う。
 最後に、夜帰宅して駐車場に入れているときに思ったのは、240が「戦車」だとすると、850は空港に降り立って駐機場にタキシングして行く「ジャンボジェット機」だな、ということだった。
 そのくらいの違いが、ある。
 ただ書いているいま気づいたが、悪く共通点を挙げれば、要はどちらも鈍重ということか。もちろん、なにものも安全には換えがたい。

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ボルボ240、オート・ボルタへ

●ボルボ240、オート・ボルタへ
 ボルボ240オンマニ号を、オート・ボルタへ持っていく。
 今回のメインは、オイル交換。ボッシュのオイルエレメント(フィルター)は調達済み。あとはいつもどおり、Wako’s諸ケミカル投入をお願いする。
 それから、運転席側サンバイザーのクリップが割れてしまっているので、これを接着剤でつけようかと思っていたが、部品取り車から調達することにした。
 あとは懸案の、エンジンストール問題。そして、集中ドアロックの不調だ。運転席のノブのみが降りて、他は下がらない。手で何遍か上げ下ろしした後、ようやく、不承不承といった感じで、「バタッ」と下がる。
 ところがここしばらく、エンストは起きていない。そしてオート・ボルタに行くと、面憎いことにオンマニ号はよそ行きの顔をして、ドアロックも普通に動作するのだ。社長がハンドルを握り、しばらく試運転したが、エンジンは快調、オートマの切り替わりも通常の範囲内だということ。
 ともかく、ガレージに入れて調べないと分からないが、ドアロック機構の修理は内張りを剥がさねばならず、無用のお金がかかるのは避けたいとは、社長も考えている。これまでの症例分析からして、どうも電気の流れが臭いことは確かで、あるいはバッテリーあたりかもしれない。「ともかく、テスターで測ってみましょう」ということで、ボンネットを開ける。私はカーゴルームからオイルエレメントを出したりしていたが、前に回ると、社長が「早速、ひとつ発見しましたよ」と言う。
 何かと思ったら、バッテリー端子に取り付けてあった〈バッテリーキルスイッチ〉の端子が、ぽっきり折れている(写真参照、矢印が折れた部分)。
broken.jpg「ちょっと引っ張ったら、ポロリと取れました」と社長。鋳物の質が悪いのだ。不良品だ。この品物は車検整備に合わせて取り付けたもので、、どこから購入したかは2008年4月22日の記録に留めてあるが、既往はあまり問いたくない。部品運が悪かったと思いたい。大難を小難で切り抜けられたのかもしれないし。それに結局、一度も使ったことはなかった。
 いずれにせよ、もはやどうしようもないので、バッテリーキルスイッチそのものを外し、元の端子で直結する。その後テスターで測ると、バッテリーはピンピンしている。

 さてこれで、いささか曙光が射してきたような気がした。すなわち:
●バッテリーキルスイッチ端子は昨日今日でいきなり折れたのではなく、だいぶん前から少しずつ亀裂が入り、しだいにそれが振動で広がり弱りつつあった。そのために、電流が途切れることがきっとしばしば起こり、ライトをつけるなどの大電流を要求されるときなどには特に負荷が大きくかかって、それで瞬間的に断電してエンジンストールにつながったのではないか。
●集中ドアロック機構の不具合も、あるいは流れるべき電力が弱く、そのために十分な力が出なかったのではないか。

 もちろん、20年も前の欧州車だし、電気系統はどこが弱っているか分からないから確言はできない。それに、バッテリーキルスイッチを装着する以前の、ごく初期の一度目のエンストの原因は、これで説明することはできない。
 こうしたこともあるし、「ともかく明日、いずれにせよオイル交換の際にもういちど様子を見て、それでガレージに入れるかどうか、連絡します」と社長も言うので、それに従うことにする。
 後はコロナホイールが少し痛みかけてきているので、どうにか別のものにしたい。うまく出物を社長に見つけてもらいたいものだ。すると、「最近、競争相手がいなくなっちゃって」と社長が言う。これは喜んで言っているのではなく、この不況、そもそも自動車自体の売れ行きが落ちている中で、旧ボルボを扱う中古ディーラーが軒並み姿を消しているということで、つまりパイそのものが縮小してはとうてい一人勝ちなどと喜ぶことはできないが、もしかしたらそうした関係で、部品そのものは出回ってくるかもしれない、そうしたニュアンスのことばと受け取った。
 さてそれで、今回の代車は、ボルボ850GLE。オンマニ号よりはだいぶんデラックスだし、エレクトロニクスも充実している。だがどうも、オンマニ号のような分かりやすい反応というのはあまり無いようではある。

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ボルボ240、不安残る

●ボルボ240、不安残る
 金曜日、ボルボ240オンマニ号で学校へ向かう。この日は高曇りで比較的しのぎやすく、それで車も何事もなく動いてくれる。エンジン音は静粛で、ただATの切り替わりに多少の重さあり。
 放課後、オート・ボルタに電話を入れ、とりあえずはもう少し様子を見ることにすると伝える。もう日の暮れた駐車場を出て、スモールからロービームに切り替えたとき、やはりエンジン振動に一瞬の切断感というか違和感があり、ラジオをつけると、案の定、リセットされている。つまり瞬間的に電気が落ちているということだ。そのまま走らせ、安全な場所で路側に寄せて停車し、もう一度ライトを消してから、スモールライトをつけ、ロービームに切り替えたとたんにエンジンストール、電源からなにからすべて落ちて真暗になる。0.5秒後には、電源だけ甦る。あらためてイグニッションスイッチを入れなおすと、普通にかかる。念のため、何度もライトのスイッチを入切してみるが、もうエンジンの振動もほとんど変化なく、エンストもしない。
 この時点で、もう一度オート・ボルタに電話し、状況を伝える。「そうですか、なるほど、さきの整備のときにライトスイッチあたりの電位は測っていて問題なかったはずですが…。電圧かなあ、イグナイターですかねえ」と社長。「とにかく、原因が分かったというには程遠いですが、なんとなく匂いはしてきましたよね」と私も答え、いずれにしても来週回しにしようということにする。
 土曜日は車に乗らなかったが、今日日曜日はオンマニ号でホームセンターに買い物に出る。高速も少し使ったが、結局エンジンストールもせず、ハンチングもなし、ラジオの断電もなくて戻ってくることができた。今日も炎天下の猛暑ということがなかったので、あるいはそれが幸いしたのかもしれない。思うに、やはり電気系の問題なのではないかと、現時点では考えているのだが、はたしてどうなのだろうか。

 余談ながら、途中で寄ったコメダ珈琲店、満員で大人気。軽食も取れ、くつろいで備え付けの新聞や雑誌も読める、こうした形式の喫茶店は、もう東京ではお目にかかれなくなったので、むしろ客足が絶えないのだろう。ただし、あのサンドウィッチのボリュームは、東京では大きすぎる。たとえ美味しくても、あとで胃にもたれてしょうがない。東京人は、名古屋や上方人にくらべてずっと小食だから、あの半量で十分だ。さもなければ、二人で分けて食べるか。以前、近鉄名古屋駅のキオスクで驚愕したことがあるが、コンビニサンドウィッチでもおにぎりでも、明らかに東京のそれの二割から三割増しの大きさと分量だ。というか、きっと名古屋や関西人には、東京のものなど、「なんやのんこれ」てなもので、おそらく食べ物のうちには入らないに違いない。

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ボルボ240、まだ不調

●ボルボ240、まだ不調
 今日は35度。炎天下、ボルボ240オンマニ号で学校まで。まずエンジンをかける。アイドリングは安定。そろそろと発進。少しアクセルを吹かし気味にしながら走っていく。水温計も上がり、一安心と思っていたら甘かった。ATの切り替わりが少し重く、ショックが大きい。だがそのまま走っていくと、二、三度、ラジオがすっと消えかける。音がしなくなるのだ。「ヤバいっ」と思うが、そのつど0.5秒程度で復活して、リセットがかかるまでにはならない。エンジンもその瞬間に、クッと息をつく。いわゆる「ハンチング」だ。プラグの問題か? ちゃんとスパークしていないのだろうか。しかしまあ、それ以上のことは起こらず、エンジンストールもしないまま、なんとか学校にたどりつく。
 さて学校も引けて、夜、駐車場を出る。さすがに日中の猛暑は収まって、強風の名残が多少の涼を呼ぶ。公道に出るためのスロープを登り、スモールライトからロービームに切り替えた瞬間、一度ハンチング。
 これは電気系(電圧)か? バッテリーのインジケーターは緑色だったが、などと思いつつ、おっかなびっくり走らせていく。その後はアイドリングが不安定になることもなく、音も振動も静かに、無事帰宅。
 ボルタ社長がガレージ社長に聞いたら、「それだけの情報では、何一つ分からないな」と言われたそうで、確かにそのとおりだろう。やはり暑さで参っているのか。
 金曜日に再びオンマニ号を使う予定なので、そこで再び様子を見ようと、ボルタ社長とも話を決める。

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ボルボ240、2度のエンジンストール

●ボルボ240、2度のエンジンストール

▲麻生対反麻生。要するにこれは、アメリカの権力闘争の日本内代理戦争だ。われわれはなおも、太平洋ポエニ戦争を戦っているのだ。

 昼に授業がひとつ終わった後、移動のためにボルボ240オンマニ号のエンジンをかけ、最寄の交差点まで走り、信号待ちしていたら、そこでエンジンストール。すぐに再始動させ、交差点を右折しようとしたら、その途中に再びエンジンストール。パワステが効かなくなってハンドルがあれよという間に重く固くなり、左側のガードレールが目前に迫る。一瞬のことで頭は空白。幸い小さな交差点で、他に車もなく、人もなく、スピードも徐行以下だったのでなんとかオンマニ号は止まり、直ちにハザードランプをつけてサイドブレーキを引いて、再始動する。
 後続の車をやり過ごしてから、そろそろと発進。油断なく注意を払いながらアクセルを踏んでいく。その後はもうエンストすることもなく、無事に帰宅。
 ただちにオート・ボルタに電話をかけ、社長と相談。エンジンストールの原因の切り分けはたいそう難しい。燃料ポンプか、アイドルエアコントロールバルブか、イグナイター(パワーステージ)か、等等。「いまガレージに入れても、そうしてすぐ再始動が可能な状態だとすると、車載コンピュータの自己診断コードすら出ないまま、部品の交換で散財するだけに終わってしまう、もう少し症状が頻発するようになってからにしましょう」という、いささか恐ろしいご託宣。こちらとしてはそうなる前、つまり未病のうちに何とかしたいのだが、そこはプロとの違い。ともあれ、いつでも連絡を取れるようにはしておく。
 結局それから後はエンジンストールは起こらず、ひとまず車は安定している。
 今日の昼間は35度くらいに気温が上昇し、炎天下に駐車していたので、オンマニ号も熱中症で貧血を起こしたのだろう。これは冗談や気休めではなくて、ガソリンが気化してプラグにかぶったりとか、電気系が弱ったりとかあったのかもしれない。だいたい、エンジン温度が上がるまでの間に今日のエンストは起こっているから、とりあえずは環境保護には逆行するが、少しアイドリングをして回転を安定させて、水温計の針が動き始めてから出発することで、しばらくは対処してみよう。
 しかしこれで、ごく初期の冬の雨の中で1度起きて以来絶えてなかったエンストが、今年はこれで3度だ。あまり不安を持って乗ると車はそれを感じ取るのでいけないが、少々注意を払いつつやっていかねばならないかもしれない。

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ボルボ240、一日ドライブ

○ボルボ240、一日ドライブ
 メンテナンス後、本格的ドライブに出かける。家を出てまず、近くの氏神様にちょっと遅れたがおついたち参り。それから給油して、府中インターから中央道~首都高速4号~中央環状線(C2)~三郷線~常磐道と道を取り、日立中央インターで降りる。給油したGSからここまで、ちょうど2時間半。途中1回休憩を取っているので、たぶんきわめて順調なペースだ。
 そこから山道に入り、日立市入四間町にある水戸藩時代の神仏混淆修験霊場として知られる、御岩神社に参詣する。毎正月に必ず初詣をすることが続いていたのだが、今年は行けなかったので、気になっていた。しかし半年というのは何かの区切りであるはずなので、ここで思い立ったのはよかった。
 お参りの後、お札を戴いて再び出発。国道349号に出て、常陸太田を過ぎ、那珂インターから常磐道~友部ジャンクション~北関東道と走る。北関東道のこの区間は、おそらく初めて通るはず。途中には、「新治筑波を過ぎて幾夜かいねつる」の日本武尊の古事で知られる、新治郡衙と新治廃寺跡がある。歴史の深いところなので、今度また訪ねてみよう。道路は新しく、沿線風景も筑波の麓で桃源郷のよう。
 走っていくうちにしだいに雲行きが怪しくなり、ついに沛然たる豪雨となって、前が見えないほどになる。速度を落とし、先を走るトラックの後につく。見込みどおり、5分も経たずに小やみとなったので一安心して、再び速度を上げる。時ならぬ洗車のお蔭で、クルマは綺麗になった。
 栃木都賀ジャンクションから東北道に入り、佐野藤岡インターで降りて、プレミアム・アウトレットに行く。大勢の人出で、駐車場も満車状態。さまざまな店の袋を持った人々が、楽しげに場内を行き交い、フードコートやレストランで、やれやれやっとという風に笑みを浮かべて腰を下ろす。ベビーカーを押した若い親子連れもたいそう多いし、こんな光景を見ていると、不景気だの少子化だのといった悲観的ニュースというのは、いったい何なのだろうと思ったりもする。「いやそれこそが格差社会の問題うんぬん」という見方もあるだろう。とはいえ、楽しそうな顔というのは、なににせよいいものではないか。こちらの心も温かくなる。
 その後は、赤城や榛名の方に落雷の稲妻が走るのをはるかに見ながら50号線を通って、足利~大田~熊谷と走り、「びっくりドンキー」で夕食。先日テレビで報道されたからかどうかは知らないが、夜10時を過ぎてもまだ客足は絶えずに、テーブルの順番待ちをしていた。不景気で財布の紐が固いというよりもむしろ、めりはりのある消費の仕方をしているのではないか。そしてそれが、もし社会の資本主義的成熟を示すものならばいいのだが。
 再び車を飛ばして東松山インターから関越道に入り、圏央道へと道を取る。妻が「ずいぶん滑らかに走るわね」と言う。たしかにボルボ240オンマニ号の走りはスムーズで、エンジン音も静粛だ。途中で何かの異音かと心配したら、道の両側の田圃から聞こえる蛙や河鹿の鳴声だった。
 そうして最後は、日の出インターを出て、滝山街道~八王子市街~16号線というルートを通って帰宅したのだった。燃費も高速走行で調整されたと思うので、まあよさそうだ。

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ボルボ240、小メンテナンス

○ボルボ240、小メンテナンス
 ボルボ240オンマニ号は少々お疲れか、いささか問題が出たので、オート・ボルタに電話をして持ち込む。
 問題とは、
●ブレーキランプ接触不良で、警告ランプがしばしば点き始めた。
 これは納車した夏に起こった症状と同じで、接点を磨いてもらって治っていたのだが、再発した模様。「純正でも起こるんですよ。ほら、融けているでしょう」と、オート・ボルタの社長が、別のクルマで取り替えて保管してある部品を見せてくれる。確かにコンビネーションライトの枠のプラスチックが融けている。ショートしたようだ。これは以前の740でも起きたことがあり、ボルボの弱点というか、持病のようなものかもしれない。
 幸い、オンマニ号の場合は融けることもなく、接点を磨いて、金具を少々広げることによって解消できた。いったん剥がした内張りを留めるプラスチックのボタン部分もテープで補強してもらって、一件落着。「そろそろこういうことも自分でできなければダメですね」と笑いながらも、やんわりと社長。
 それ以外には、ドアロックのリモートが少々渋くなっている。これはやはり安物買いをして、装着に無理をしたせいのようだ。開閉のためのロッドの長さが足りないので、工夫をして接いだのだという。ガレージ社長が、もうこの機械はつけないでくれと悲鳴を上げていたらしいから、悪いことをした。とりあえずは騙し騙し使うしかない。
 もうひとつは、エンジンストール。これも購入してしばらくの雨のときになって以来、二度目。今回は駐車中のアイドリング時で助かったが、ラジオの周波数セッティングは一からやり直した。オート・ボルタ社長によれば、湿気が高くなったりすると起こりやすくなるという。つまりは電気系の問題か。「頻繁に起こるようだったら、また言って下さい」とのことで、これも様子を見ることにする。あるいは、IACバルブやスロットルユニット、エアマスセンサーユニット、クランク角センサーなどの定番の清掃が必要かもしれない。
 後は社長がタイヤの減りを見ながら「これもそろそろですね」と言う。「じゃあ、ホイールも見繕っておいてください」と答える。コロナホイールは汚れやすいし、案外やわなのだそうだ。
 さてしばし雑談の後、試運転。警告灯は点かなくなった。エンストもしない(されたら大困り)。エンジン音は程よく快調、しばらくはこれでやってみる。
 もうひとつはオカルトじみているが、こちらの気分が焦ったり泥沼だったりすると、クルマも覿面にそれを反映することは、どうも確かのようだ。だからクルマが代わりに引き受けてくれているのだとすれば、ありがたく感謝したい。そしてそんな気分で運転しないように心がけねば、ほんとうに事故を起こすこととなる。そうした警告と受け止めたい。

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