忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ボルボ240、オート・ボルタへ

●ボルボ240、オート・ボルタへ
 ボルボ240オンマニ号を、オート・ボルタへ持っていく。
 今回のメインは、オイル交換。ボッシュのオイルエレメント(フィルター)は調達済み。あとはいつもどおり、Wako’s諸ケミカル投入をお願いする。
 それから、運転席側サンバイザーのクリップが割れてしまっているので、これを接着剤でつけようかと思っていたが、部品取り車から調達することにした。
 あとは懸案の、エンジンストール問題。そして、集中ドアロックの不調だ。運転席のノブのみが降りて、他は下がらない。手で何遍か上げ下ろしした後、ようやく、不承不承といった感じで、「バタッ」と下がる。
 ところがここしばらく、エンストは起きていない。そしてオート・ボルタに行くと、面憎いことにオンマニ号はよそ行きの顔をして、ドアロックも普通に動作するのだ。社長がハンドルを握り、しばらく試運転したが、エンジンは快調、オートマの切り替わりも通常の範囲内だということ。
 ともかく、ガレージに入れて調べないと分からないが、ドアロック機構の修理は内張りを剥がさねばならず、無用のお金がかかるのは避けたいとは、社長も考えている。これまでの症例分析からして、どうも電気の流れが臭いことは確かで、あるいはバッテリーあたりかもしれない。「ともかく、テスターで測ってみましょう」ということで、ボンネットを開ける。私はカーゴルームからオイルエレメントを出したりしていたが、前に回ると、社長が「早速、ひとつ発見しましたよ」と言う。
 何かと思ったら、バッテリー端子に取り付けてあった〈バッテリーキルスイッチ〉の端子が、ぽっきり折れている(写真参照、矢印が折れた部分)。
broken.jpg「ちょっと引っ張ったら、ポロリと取れました」と社長。鋳物の質が悪いのだ。不良品だ。この品物は車検整備に合わせて取り付けたもので、、どこから購入したかは2008年4月22日の記録に留めてあるが、既往はあまり問いたくない。部品運が悪かったと思いたい。大難を小難で切り抜けられたのかもしれないし。それに結局、一度も使ったことはなかった。
 いずれにせよ、もはやどうしようもないので、バッテリーキルスイッチそのものを外し、元の端子で直結する。その後テスターで測ると、バッテリーはピンピンしている。

 さてこれで、いささか曙光が射してきたような気がした。すなわち:
●バッテリーキルスイッチ端子は昨日今日でいきなり折れたのではなく、だいぶん前から少しずつ亀裂が入り、しだいにそれが振動で広がり弱りつつあった。そのために、電流が途切れることがきっとしばしば起こり、ライトをつけるなどの大電流を要求されるときなどには特に負荷が大きくかかって、それで瞬間的に断電してエンジンストールにつながったのではないか。
●集中ドアロック機構の不具合も、あるいは流れるべき電力が弱く、そのために十分な力が出なかったのではないか。

 もちろん、20年も前の欧州車だし、電気系統はどこが弱っているか分からないから確言はできない。それに、バッテリーキルスイッチを装着する以前の、ごく初期の一度目のエンストの原因は、これで説明することはできない。
 こうしたこともあるし、「ともかく明日、いずれにせよオイル交換の際にもういちど様子を見て、それでガレージに入れるかどうか、連絡します」と社長も言うので、それに従うことにする。
 後はコロナホイールが少し痛みかけてきているので、どうにか別のものにしたい。うまく出物を社長に見つけてもらいたいものだ。すると、「最近、競争相手がいなくなっちゃって」と社長が言う。これは喜んで言っているのではなく、この不況、そもそも自動車自体の売れ行きが落ちている中で、旧ボルボを扱う中古ディーラーが軒並み姿を消しているということで、つまりパイそのものが縮小してはとうてい一人勝ちなどと喜ぶことはできないが、もしかしたらそうした関係で、部品そのものは出回ってくるかもしれない、そうしたニュアンスのことばと受け取った。
 さてそれで、今回の代車は、ボルボ850GLE。オンマニ号よりはだいぶんデラックスだし、エレクトロニクスも充実している。だがどうも、オンマニ号のような分かりやすい反応というのはあまり無いようではある。

拍手[0回]

PR