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○NHKBS「馬上法廷」
NHKBSの夜のドキュメンタリーで、「馬上法廷」というものを観る。中国雲南での話で、山を越え谷を越え、70あまりの村を訪問しながら巡回裁判をしていく、少数民族出身の若き裁判官の姿のルポルタージュ。訴訟事件は貧しく小さなコミュニティ内の出来事のため、ほとんど判決はつけず、和解に持ち込んでいく。
中国なんて、2500年前から、こうして同じことをやり続けているのだろうと思った。『漢書』でも読んでいるような気がした。
どだい「法治」で統治していこうということが、そもそも無理なのではないか、と感じた。陳勝呉広の例もある。
●食品偽装
比●地鶏の偽装。「加工すればわからない」とか。しかも「廃_鶏」という、年を取って肉が硬くなったものの方が、かえって地鶏の風味に似るそうだ。
だったら、ブランド品て何だ、ということになる。鶏は鶏だし、鶏であればいい、だけではないか。
ところが、ごくふつうの「鶏」が、もはや「鶏」ではなくなっていた(一種の人工加工製品になっていた)ので、一躍「地鶏」がそれに対するオルタナティブとして脚光を浴びた。自然、健康、地域おこしなどがキーワードだ。
だが「地鶏」が本来要するに「ふつうの鶏」なので、人工加工製品と堕したふつうの「鶏」が、本来の「ふつうの鶏」となればいいのであって、そうなったら「ふつうの鶏」も「地鶏」も、そんなに区別すべきものでもないのだろう。
それどころか、人工加工製品としてのふつうの「鶏」も、「ふつうの鶏」も、「地鶏」も、区別がつかないではないか。
赤_福だって、正直に「冷凍解凍処理をしていますが、品質・食感・衛生面にまったく問題はありません」と堂々表明すればなんの問題もなかった。そして「伊_勢の本店では毎日作りたてを出しておりますので、どうかご来店ください」とかなんとか宣伝すれば、それこそ千客万来で相乗効果だ。
それが変にお高く止まった営業などするから、こうしたことになる。