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日本の品格

 ヴァニティ・フェアはもう御免だ。某大学学長でもあるきわめて有名な方が、さるシンポジウムで「今の日本は景気さえよければいい、判断停止のええじゃないか症候群だ」と喝破していたが、そのとおりだ。円安株高のカネは、ぜったい庶民には回ってこない。企業が賃金を上げるはずがない、ベースアップなどするはずがない。財布の紐はゆるまない。デフレ結構、いらぬカネなど増えなくていい。なんでそんなに景気が良くなりたいのだ? そんなに今の日本に自信がないか? 『日本の品格』とかおっしゃっていた道学者先生は、どこへ行った?

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夢だ~、夢だ。

 灯油は上がる。ガソリンは上がる。野菜は払底。財布の紐が、どうやってゆるむ。金持ちだけがインフレの恩恵を享けて金を遣い、金をまわす。
 けれども、Dellだって株式を非公開にしたではないか。株主なんぞの天下にされてたまるか。
 そんな世の中を夢見ている人間が、まだいようとは。

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酷薄なるヴァニティ・フェア

 あの「金持ち以外は、金を稼ぐ才覚のある奴以外は、みんな用はない」がしな、目の細い、ずんぐりむっくりの酷薄な小男にふたたび日本を蹂躙されて、塗炭の苦しみを味わわされるのは、金輪際御免だ。若い人たちも、みんな思い知ったはずなのに、まだ、また、幻想を追おうとするのか。ヴァニティ・フェアだったではないか。
 温かさも、思いやりも、何一つない。冷たさだけ。

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阿倍野何とやら

 阿倍野何とやらで経済が上向いたり、明るくなったりというのは、じつに軽薄浅薄で、胸糞が悪くなる。庶民が金を遣いたいという風に思うようにならなければ、ぜったいにダメだ。マーケティングで無理やりブームを作るのではなく、贅沢心や強欲心をあおるのではなく、真に欲しているものを供給しながら、次第に上昇へと導くのだ。全部DISNEYとかIKEAとかGAPとかH&Mとかにしてやられているではないか。UNIQLOは嫌いだが、それでもまるで欧米流にむしろやっているからこそ、ロンドンの目抜きで殿様商売ができているのだ。
 もしまたバブルよもう一度、また贅沢がしたいというのであれば、日本及び日本人はもう仕舞いだ。
 そんなことで、日本及び日本人の孤独は癒せない。

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なぜ懲りないのか

 何から何までものごとを元に戻せばいいというものではない。バブルがいかに虚しいものだったか、日本人は思い知ったはずなのに。天災でいかに簡単に失われるか、人災でいかに傷つくか思い知ったはずなのに。また金を遣いたいのか。金を遣う味をまた味わいたいのか。クリスマスに湾岸へ行きたいのか。

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神のざんねん

 次から次へと、新しい道を開いていく人もいる。
 まったく穏やかに、そのままの幸せを送っていく人もいる。
 私のように、つねに苦しいと思い続ける人間もいる。
私の思い方:人間は、本来幸せにいる/あるのが当然(当たり前)で、神もそう人間を作ったはずなのに、どうしてかその神が、まったく不条理にも人間に襲い掛かり、無理難題を吹っ掛け、苦しみ悩ませる。それはなぜだ? ←神が悪い。
ヘブライの考え方:人間が思い上がって罪を犯した酬いの罰を受けている。
 だから、本来幸せでいるのが当然であっても、生きているのが当たり前であっても、それに対する自覚と感謝を忘れると、天理教のいわゆる「神のざんねん」になる。そして人間の心には、不平、不満、不幸が生まれる。「今の私が、私だけが本来的に、全面的に正しく、圧倒的に神が悪い。理不尽で残虐な嫌がらせだ。だから私は何一つ学ぶつもりも、改めるつもりもない」
 今の私の自我が、まったくこれだ。

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NHK新春お好み文芸

 ほんのちらりだが、ラジオで聴いた。というより、懐かしい声が聴けた。
「まだやっているのだ」という、この心持ちが、いまでは貴い。
 何かが変わらずある、ということが、ときに人間に寄り添ってくれる。

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ウィーン・フィル・ニューイヤー・コンサート

 今年もウィーン・フィル・ニューイヤー・コンサートを視聴できたことに感謝する。
 大震災以後、ほんとうにすべてのことが変わってしまった。私の身辺も激変し、国内外の政治も変わった。そして、もう元には戻らない。戻そうという努力はあれ、もはや質においても量においても、復元などできはしない。(なぜみんな、あのことを忘れきったように、あたかもなかったかのように日常を振舞えるのだ? まずはそれぞれ自分のことに必死だからなのか? 感情が冷え切ったか、それとも鈍磨ないし麻痺しているのか? あるいは冷酷なのか?)
 その中で、暗夜行路をともかくもとぼとぼと歩んでいくとき、このコンサートを聴けたということは、冷え切った心を、たとえ一部であろうと、表面であろうと、温かくする。

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除夜の鐘

大晦日になると、いつもこの詩を思い出す。
皆さんに送ります。

除夜の鐘 中原中也

除夜の鐘は暗い遠いい空で鳴る。
千万年も、古びた夜(よる)の空気を顫(ふる)はし、
除夜の鐘は暗い遠いい空で鳴る。

それは寺院の森の霧つた空……
...そのあたりで鳴つて、そしてそこから響いて来る。
それは寺院の森の霧つた空……

その時子供は父母の膝下(ひざもと)で蕎麦(そば)を食うべ、
その時銀座はいつぱいの人出、浅草もいつぱいの人出、
その時子供は父母の膝下で蕎麦を食うべ。

その時銀座はいつぱいの人出、浅草もいつぱいの人出。
その時囚人は、どんな心持だらう、どんな心持だらう、
その時銀座はいつぱいの人出、浅草もいつぱいの人出。

除夜の鐘は暗い遠いい空で鳴る。
千万年も、古びた夜(よる)の空気を顫(ふる)はし、
除夜の鐘は暗い遠いい空で鳴る。

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トリックスター

 この三年間というのは、いったい何だったのだ。
 あの惨敗した党は、所詮トリックスターだったのか。
 あの、めちゃくちゃに引っ掻き回して、その結果回復・再生へのエネルギーを回復させる、という奴だ。

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