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神のざんねん

 次から次へと、新しい道を開いていく人もいる。
 まったく穏やかに、そのままの幸せを送っていく人もいる。
 私のように、つねに苦しいと思い続ける人間もいる。
私の思い方:人間は、本来幸せにいる/あるのが当然(当たり前)で、神もそう人間を作ったはずなのに、どうしてかその神が、まったく不条理にも人間に襲い掛かり、無理難題を吹っ掛け、苦しみ悩ませる。それはなぜだ? ←神が悪い。
ヘブライの考え方:人間が思い上がって罪を犯した酬いの罰を受けている。
 だから、本来幸せでいるのが当然であっても、生きているのが当たり前であっても、それに対する自覚と感謝を忘れると、天理教のいわゆる「神のざんねん」になる。そして人間の心には、不平、不満、不幸が生まれる。「今の私が、私だけが本来的に、全面的に正しく、圧倒的に神が悪い。理不尽で残虐な嫌がらせだ。だから私は何一つ学ぶつもりも、改めるつもりもない」
 今の私の自我が、まったくこれだ。

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