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高幡不動あじさい祭り

○高幡不動あじさい祭り
 地元の氏神に、一日遅れのおついたち参りを済ませ、高幡不動へ、一年前に戴いたボルボ240オンマニ号の御札を返しに行く。
 高幡不動の境内は、ちょうどあじさい祭りが始まったばかりで、写真を撮りに来ている人も多い。「ここの看板には、どれにもなんで〈可憐な〉山あじさいって書いてあるのかしら」と妻が怪訝な顔をするが、裏山の見学路に上がってみてその疑問は氷解する。あの大振りで、ときにはちょっとじめじめして気持ち悪いくらいに思われたりする普通のあじさいとはまるで違って、花も葉も小さく、色もとりどりに美しく、たしかに可憐という形容詞がぴったりなのだ。
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 参道の周辺には、土産物屋、菓子屋、それからなかなか美味い蕎麦屋など、小ぢんまりとしているが来るたびに飽きない店も並んでいる。下町には水天宮、深川不動、亀戸天神など、うらやましい町が多々あるが、ここ高幡不動も、東京西部すなわち多摩としては、なかなか捨てたものではないと思う。
 今日感心したのは、フランス仕込のパティスリーの店、「Fujiu」だ。焼き菓子から生菓子まで品揃えも多く、味は上品で(私は洋菓子の水準を見るときには、たいてい〈オペラ〉というやつで試す)、なにより妙な野心が見えないところがいい。これからお遣い物にできると思った。
 駅前には他にも「高幡ロール」が売り物の「マロニエ」という店もあり、手堅い需要があるのだろう。また京王の駅もモノレール駅と合体した総合店舗ビルとなって面目一新しているし、これからは多摩のひとつの要となっていくのではないかと思われる。
 蛇足ながら、腐女子の聖地であることはもちろんだ。今日も新選組グッズの店に入っていっていた。

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