1989年6月4日 ●1989年6月4日 家を出ようとして、最初に遭遇した車のナンバーが「8964」。あまりにも出来すぎ。やはり何かを語っているのだろう。 今年は天安門事件から20年。現代中国で、なにがどうなっているかについては、あまり興味はない。お尋ね者のはずなのに相手にされないウ○ルカイシは、いまや工藤髣髴のぶくぶく顔だ。政治的分析も、たいがい底が割れている。香港~上海閥のクーデター、南方系の北方系に対する勝利、第三の北伐完成だ。これで、私の知っている北京は消滅してしまった。 マスコミの取り上げ方も、通り一遍でしかない。久○宏は報道から足を洗って第二の永六輔を目指しているし、筑○哲也は鬼籍に入った。古○伊知郎は当時、いまだF1にすら足を突っ込んでいないし、同時代的に語れるキャスターも払底だ。ただ私にとって、これが人生を変えた出来事であったことだけは確かだ。 今年は、それ以外にも20周年だ。東欧革命20周年、チャウシェスク処刑から20年。さらに言えば、フランス革命220年。 まだまだ、記念日は来る。 [0回]PR