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中原中也の詩

○中原中也の詩

 今日は何も題材がない。

 考えていると、中原中也の一節を思い出した。

   つまり、我等に欠けてるものは、
   実直なんぞと、心得まして。

   ハイ、ではみなさん、ハイ、ご一緒に──
   テムポ正しく、握手をしませう。

   (「春日狂想」)

 こんな感じかな。
 なんとも形容しがたい、感傷的な風船がふくらんで爆発したいような自省の気持ちを、中原中也はよく表現する。
 
 世は多事多端に見えるが、わが首相はなかなかうまく立ち回っているようでもある。
 第一次大戦ころの世の中とは、どんなだっただろうか。
 賢治もこの時代だ。
 
 

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