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神棚

○神棚
 神棚というものを見て思う。
 神棚は、まさに「神社の杜」の小型版だ。ただ拝殿に形を似せて作っているというだけではない。質も機能も、そのものだ。
 榊があって、ひもろぎを成す。お札は依代だ。これは氷河チベットの白石(アルプ)、モンゴルのオボ、道教の石敢当、中国の社稷である「土」に相当する。だから「土」に神的作用を表わす「示(ネ)」がつけば、それは神社の「社」となる。また、「土」にはいずれ木が生えるが、それは「青山」となり、死者に新たなエネルギーを与え甦らせるための「墓」ともなる。中国、沖縄、韓国の墓がこれだ。そして、榊に見られるように、「土」に「木」がつけば、それは神社の森である「杜」となるのだ。
 神棚を置くことにより、それぞれの家に、「杜」ができ、「社(やしろ)」ができる。「神社」ができるのだ。
 チベットの自然宗教、道教、風水、日本の神道などは、このようにしてつながっているのだろう。

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