4年生ゼミ ○4年生ゼミ まだ授業を終えると資料に汗がぼとぼと落ちるほど。 講義というのは、そうとうな有酸素運動になっているのではないか。 後期のゼミでは宮澤賢治読解をやっている。 もう4年生は卒論仕上げにかかり始めているので、 ゼミはいわば文章のリズム付けや、行間を読む頭の体操といったクーリングダウンなのだ。 「よだかの星」と「雨ニモ負ケズ」の関連性を考える。 自分が孤独だと思い込む一人相撲なところが、実はよく似ているのだ。 ゼミ学生たちは、きわめて鋭く的確な分析を、それぞれした。 それらをまとめて繋ぐと、一貫した考察を構成した。 このゼミを担当して、初めてのことだ。 2年かけて、やっとここまで来た、と感慨を催した。 [0回]PR