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浅草寺ほおずき市と「小柳」

○浅草寺ほおずき市と「小柳」
 学校が引けて、夕刻、浅草寺ほおずき市に出撃。善男善女と外国人観光客とで、仲見世は雑踏。雷除けのお守りも売り出していて、お寺は書き入れ時だ。
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 参拝も済ませ、縁日もひとわたり廻り、私と妻はうなぎの店「小柳」に入る。満員で相席、別に気にならないが、カウンター席が空いたのでそちらに移る。先客さんはほっとしたろうと思っていたら、すぐに後から客が来たので結局同じことになった。うなぎの焼け具合といい、蒸し加減といい、これぞ江戸前という感じ。皮もまったく絡みつかない。たれも御飯の量もじつに中庸を得ているが、こんなことを山の手の人間が言うのは野暮の骨頂というものだ。カウンター席のお隣の老夫婦は、冷やしトマトなどのつまみで品よくビールを飲んだ後、おもむろにうな重を注文したので、これが嗜みというものかと、ひそかに感嘆する。
 店を出て、名残にもう一度縁日を見る。宵闇に電球が輝き、ほおずきの実と葉に照り映える。さすが四万六千日と見えて客足は絶えず、今夜は仲見世も、また周辺の店も、遅くまで開けて賑やかなようだ。やはり町はこうでなくては。
 最後に「亀十」で菓子を買って、帰宅。

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