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夢の話

○夢の話
 今日見た夢。
 行き慣れた道(夢の中での話)を車で走っている。いつものように目の前の踏切を渡ろうとすると、線路の向こう側の踏切出口が鉄棒で閉鎖されている。「あれ、ここも無くなったのか…」と当たり前のように思いながら(東京周辺では道筋が変ることなどごく日常のことなので)出口の方を覗くと、線路の向こうはそのまま海。何十メートルという高さの下に、太平洋のような(そうだ、湘南あたりの道路だったとここで思う)紺青色の海が一面に広がっている。「危なかった、もし夜だったら、このまま突き破って真っ逆さまに転落していた……」と思いながら引き返す。
 たしか以前は向こうに抜ける道路があって陸地もあったはずなのに、ものすごい崖になって落ち込んでいるらしい。高潮で崩されでもしたのだろうか。
 ……このあたりから後は釣針を垂れるなど説明的になってきて、目が覚めた。
解釈:
 海は無意識層。しかしかつてはそこはなお陸地として覆われており、なおかつ行く道があったのに(つまり表面意識が糊塗していた)、今ではその無意識層がありありとあらわれて見えるようになった。だがそこへ通じる道が閉鎖されており、しかも海と線路との間は断崖になっているということは、無意識層、つまり真の自己と表面上の自分との間には、まだ大きなバリヤーがあって行き着くことを妨げられている。
 また、かつて陸地だったところがいきなり断崖になっているというのは、高潮で浜が削られた自分の故郷の記憶が拡大されたものだろうか。
 無意識層の存在があらわになっただけでも進歩かもしれない。それともいっそ、暗がりのまま(つまり表面上の恐怖感など無視して)落ちてしまった方がよかったのかもしれない。

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