ママドゥ・ドゥンビア ライブコンサート ○ママドゥ・ドゥンビア ライブコンサート 昨日今日と、酒を飲む日が続く。 今日の午後は、新宿歌舞伎町の「かんじゃーやー」へ、アフリカ・マリ出身のギタリスト・アーティストであるママドゥ・ドゥンビアのライブを聴きに行く。「コーラ」という大きな弦楽器は、ひょうたんの胴に羊の皮を張ったもの。まるでギターラ(近世スペインの、ギターの先祖)とハープを同時に聴いているような、上品な感じ。長い長い前奏から歌が始まる。リズムも案外伸縮自在の感想。とはいえ即興ではなく、練り上げられているものだ。「宗教同士の対立は嫌だ、その点、仏教はいい」「マリでは一つ皿からみんなで分けて食べる、日々の食費などあまり気にしたことはない、アメリカは一食千円も出して食べるのに、どうして人間不幸になるのだろう」などの発言も印象に残る。 *ママドゥ・ドゥンビアの「ママドゥ」とは「ムハンマド」ということ。本人はモスレムではないが、長年のイスラム文化浸透でこんな名前がついてしまったという。クリスチャンでなくとも「ブルース・リー」というが如しか。また「ドゥンビア」とは世襲親衛戦士階級の氏族名だそうで、日本なら「物部氏」というようなものだろう。もうそんな制度も崩れて久しいという。ここに載せたイラストは、そこで「戦士ドゥンビアさん」として登場してもらった。 夜は同じく歌舞伎町でふと眼にして気が向いて入った、島根の酒と肴を出す「主水」という店。四谷と日本橋にも店があり、日本橋の店は島根県アンテナショップの中にあるという。店は小ぎれいで、店員も親切、なにより材料と献立と味がよい。島根の地酒も控えめな味で美味だった。またも「霊感」が働いたというわけだ。 帰り道は酔いに任せて新宿から家まで散歩。千駄ヶ谷から参宮橋あたりにかけて、よさそうな店が点々とあり、そのうち来てみようと思う。 [0回]PR