もう一つのインドカレー店 ○もう一つのインドカレー店 先週行ったカレー屋から50メートルも離れていないところに、もう一つのインドカレー店を見つける。海岸の磯にしばらくいるとしだいに沢山の生き物が見えてくるように、注意を払って界隈を見ていくと、いくつかの食べ物屋が視界に入ってきた。 それで私の採点で行くと、今日入ったところの方が合格点だ。ランチ価格はこちらの方が少し経済だし、ナンもライス〈それもサフランライス〉も御代わり自由だ。味も私には合っている。来週からここを昼食候補にしよう。 横の席に後から来た学生たちが、屈託なくしゃべる。企業の面接を受けに行くとかの話の中で、その企業名が一流どころなので、さすがW大は違うな、と思う。その内に、別のやはりちょっと有名なタイカレー店の話になり、その店で、件の学生の横で食べていた別の学生が、「このカレー、ほんとうに美味しいですね」と、 鼻血を垂らしながら 感激して話しているのだ、という。 さすがに見かねて店員に合図して、店員が紙ナプキンを差し出したら〈近頃の若い人は、この店員も含め、こういうとき直接には言ってやらないのだな、と不思議に思った〉、その学生は礼を言って額の汗を拭き、相変わらず垂れ続ける鼻血にはまったく気がつかずに食べ続けるのだ、という。 もちろん最後には気がついて、それからはさすがに食べなかったというが、鼻血が出るほど辛くて、しかし一方では感激するほど旨かったという話だ。 隣で聞いていて、思わず吹き出しそうになった。 今日のブログの題材をひとつ頂いて、ありがとう。 [0回]PR