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「アサヒゴールド復刻版」

○「アサヒゴールド復刻版」
 サッカーは負けたが、まあいいではないか。日本と日本人にある程度誇りを取り戻させたし、帰国は凱旋と言っていいのではないか。なにより、次への目標も楽しみもできた。それに、今回このチームは、日本サッカーの質を、これ以後変えるきっかけとなったろう。ひとつのスタイルを作ったという、画期となったろう。

 帰り道、スーパーに買い物に寄ったら、「限定復刻 日本初の缶ビール アサヒゴールド復刻版」というのが並んでいた。生来、こうしたものにあまり抵抗力がないので、つい手を出して一本だけ買う。説明書きによれば、昭和33年に日本で初めて発売された缶ビールを、残っている資料に基づいて再現したそうだ。おそらく、缶のデザインも往時のものを復元しているのだろう。
 それで肝心の味だが、現在のビールや、外国ビールの味に慣れたところからすると、「これでもビールなの?」というくらいに穏やかだ。なんのクセもなく、刺激もなく、後味もなく、ゆっくりと静かに酔い心地が廻ってくる。私の祖父母や両親の世代の人は、こんなビールを飲んでいたのかと思う。というかむしろ、「これをビールと思って飲んでいたのか」という感じだ。
 これなら、サザエさんのお父さんが叱られている光景ではないが、いくらでもいけてしまうだろう。
 このところ、アサヒビールは、この「アサヒゴールド」復刻版とか、「ザ・マイスター」とか、巻き返しに出ているようだ。後者はたしかに美味いと思う。コマーシャルは嫌味だが。

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