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夜の初詣

○夜の初詣
 夜、思い立って妻を連れ、ボルボ240でドライブして、相模一ノ宮寒川神社、鶴岡八幡宮へ初詣。夜9時過ぎなのに、寒川神社には、まだちらほら以上の人の数が見られる。晴れ着姿の女性もいる。鎌倉に着いたときは11時を回っていたが、ここも寒川と同様。しかも両者とも、御札授与所も一箇所だけではあるが開けていて、さかんに人々が破魔矢やお守り、御神籤を求めている。
 年年歳歳、神社仏閣参詣が隆盛になることは、驚くばかりだ。だからといって、この神社の由緒は何ですかだの、このお寺のご本尊は何ですか、またその縁起はなどと尋ねても、答えられる人は9割方いないに違いない。大概の人は、ただお参りをしてお願いをして、御神籤を引くだけだ。
 だがそれで、何が悪い。これをし相変わらず、「恐怖心につけこみ、射幸心をあおり、無知な人々から金品を巻き上げ、箱物造りと贅沢三昧に血道を上げる」悪徳宗教のありさまと非難するのだろうか。どの神様がどこにどう祀られているなどということは長袖者の知的道楽でしかなく、だからこそそれが政治イデオロギーに還元されると、かえって害悪となる。
「なにごとのおわしますかは知らねども……」と西行が詠んでいることを、あらためて思い返した方がいい。神仏のことほぐ日本は、ひとりひとりの日本人の、おのずからなる心の持ちようの中にある/立ち現われるのだ。

●紅白抗議殺到
 鼎の軽重を問われているということだろう(もちろん出演者からということだ)。だからもう廃止したほうがいいのではないか。

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