忠七めし ○忠七めし 今日は午後から、妻を連れ、鶴ヶ島のカインズホームへ、日用品その他買出しに行く。 その後気が向いて、小川町の老舗割烹旅館、「双葉」に「忠七めし」を食べに行く。 ここは幕末の英傑の一人、山岡鉄舟の知行地で、その関係から山岡鉄舟が双葉の主に作らせた名物茶飯が、今に伝わっている。 私は若い頃から知っているが、妻は初めてで、非常に喜んだので私も面目が立った。 昔はずいぶん古い建物で、ぎしぎし、みしみし言って、仲居さんが忙しくばたばたと立ち働いてお膳を運んだものだが、いまやその建物は文化財となって予約なしには入れない。隣の近代的な方で戴くことになる。それでも綺麗な庭園は見下ろせるし、またもう閉店近かったので他に客もおらず、静かにゆっくりと食事を楽しめた。古い宿場町だが、夜はもうひっそり。また和紙の里でもある。 「これで清河八郎と山岡鉄舟を制覇した」とか妻は豪語していたが、山深い武州にも、訪ねたいところはいろいろある。 [0回]PR