小田急新ロマンスカーMSE目撃 ○小田急新ロマンスカーMSE目撃 今日は強風。今年始まって一番にきつい天気だと思う。低気圧に弱い私としては、すごろくで言えば「一回休み」の気分。 1月10日のことを書く。学校の帰り、午後4時半頃、新百合ヶ丘駅で急行乗り換えのため下車したら、向こうの多摩線のホームに変な色のロマンスカーが止まっていた。すぐに東京メトロ乗入れ用の新型だろうと気づく。 試運転のようで、技術員が車内でこまごまと働いている。写真を撮ろうと思い、携帯を出すと、他にも何人か撮っている人間がいた。若い女性もいるのには感慨を催す。やがて急行が来たので乗り込むと、向こうも発車したらしく、カタンカタンと、意外に貧弱な音を立てて去っていった。「(ハリボテでなく)一応は動くのだな」と、非常に皮肉に考える。 後で調べたら、このロマンスカーはMSE60000型といって、レンゾ・ピアノの弟子の日本トップの建築デザイナーのデザインだそうだ。 だが私には、ドイツの新幹線を思わせる、同じデザイナーによるVSE50000型ロマンスカーの方が、はるかにいいように思える。フェルメール・ブルーだか知らないが何だか青蛇のようで、あのセンスのないEXEロマンスカーのさらに趣味の悪い焼き直しにしか見えない。 このロマンスカーは千代田線のみならず有楽町線にも乗り入れて、新木場まで走るそうだが、つまりディズニーランド往復客を取り込もうという算段だろう。さらにはつくばエクスプレスとの連携も考えてのことだろう。 凄い時代になったものだ。東京の地下鉄が、いよいよパリRER化してきたことを、改めて感じる。 [0回]PR