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夢の話

○夢の話 
 今朝の夢の話。
 田舎にいる。といって、現実の田舎ではない。夢の中の田舎、つまりそこでは現実である。
 どういうわけか、中島みゆきといる(つもり)。一緒に駱駝か馬に乗っている。中島みゆきが、ギターを弾いて、唄を歌ってくれる。何の歌だかは判らない。
 私は中島みゆきに顔を寄せて、「こんな幸せは、百万人に一人もいないでしょう。だって私のためだけに歌ってくれるのですから」と言うと、中島みゆきがこちらを向くが、意外にもそれは別人(知らない人)。私はどう取り繕ろおうにも繕いきれず、なんとかその人を傷つけまいと、必死に糊塗する。
 私たちはいつの間にか歩いていて、丘の方から町の中心部へと降りていく。途中の道の傍らには、奈良時代の官庁遺構の発掘現場があり、建物の区画にコンクリートのようなものが流し込まれていて、輪郭が判るようになっている。私はそれを彼女に説明しながら、相変わらず決まり悪さを覆い隠そうとしている。
 やがて町に降りる。時間は明け方5時くらいのはずなのに、町にはネオンや照明がともり、まるで夕刻のような賑やかさ。モーニングの時間なのだろうか、とも思う。
 目の前には、集合住宅が横たわり広がる。彼女はいきなり駆け出し、右斜め遠方の入り口から入る。町の建物の左遠方の空には、いつしか黒雲が沸き上がる。
「ダウンバーストだ」と私は叫び、正面の集合住宅入り口に走って入る。たぶん住民の、知らない主婦がひとり。向うの通路から、彼女がこちらに歩いてくるのが見え、天井は吹き抜けなので危ないと思い、こちらに手招きすると、彼女も走って来る。
 案の定、突如風が強まり、雷がつんざき、激しい雨が打ち降り出す。私と彼女とその主婦と三人は、エレベーターホールのようなところに固まる。主婦が「まあ怖い」と言う
 ……そのあたりで目が覚めた。
 久し振りの、リアルな、しかも長時間続いた気のする夢だった。

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