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下谷鷲神社酉の市

○下谷鷲神社酉の市
 学校帰り(最近は祝日の月曜日に授業があるところが多い)、浅草下谷の鷲神社まで足を伸ばす。酉の市は明24日から(日が変る直前から)始まるということは知ってはいたが、去年頂いた「かっこめ」を返そうと思った。なんとか開いていてほしいと望みをかけながら、バスや電車を乗り継ぎ向かう。ここの交通の便は悪いのだ。日比谷線入谷の駅から、暗い道を辿る。夜空の中天には弦月と星がくっきり。
 たぶん前日から多少は賑やかだろうという希望的観測は当たり、着いたのは夜7時半くらいだったが、もう露天商の車がたくさん並び、準備の整った夜店も少なからずあるし、早くもテーブルを囲み一杯……というような姿も見かけた。
 境内の店はすっかり熊手の陳列が終わ200911231922000b.jpgり、明かりに煌々と照り映えて美しい。200911231918000b.jpg200911231922001b.jpg御札授与所はまだ開いていないが、参拝するには、人もまばらなこれくらいの方がいっそ都合がいい。それでももう熊手を買い求める人もいて、三三七拍子の盛んな手締めの音も起こる。
 首尾よく「かっこめ」も返し、切山椒を買って、参拝も済まし、浅草に向かって歩く。さすがに夜気は冷える。
 六区を横目に見ながら伝法院通りに入り、そこからさらに道を曲がって、うなぎの「小柳」に入る。ここは何となく粋な下町の男女が、かならずいるところだ。
 まずは白雪の燗酒を一本誂える。なんということはない酒なのだが、体に沁みて旨い。やがて運ばれたうな重を食べ、よい機嫌で銀座線に乗り、千代田線~小田急線に揺られて帰宅。
★この日記を実際に書いている今頃(つまり日付の変った24日0時過ぎ)が、まさに最盛況の時間だろう。

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