エバンゲリオン ○エバンゲリオン 昨日の夜。 とある郊外ターミナルの駅前にある寿司屋の小上がりにいると、カウンター席の方から、「エバンゲリオンを……」と話す声が聞こえる。 座っているのは二人のおじさん。常連らしく、野球帽とジャンパーのスタイルで、煙草をふかしている姿から、すぐに「パチンコ、スロットの話」と当たりがつく。その後の展開から、推測に間違いないことが分かる。 カウンターカルチャー、サブカルチャーの旗手のごとくに囃された作品が、資本主義の権化のような娯楽と、それをわけもわからず楽しむ初老の男たちに消費され尽しているというのは、当然ながらも面白かった。 [0回]PR