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意味不明の発声

●意味不明の発声
 午前、学校へ行くバスに乗ってきた青年、意味不明のことばを口走り続ける。
 夜、帰宅途中の電車車内で斜め向いに座った青年、新聞を広げ、手にコーラの缶を支え、耳にイヤホンをつけて、意味不明の歌を歌う。
 歌舞伎町前の靖国通り、中村屋の前あたりには、軽音楽をかけながら意味不明の話を流し続ける、屋根に拡声器をつけた緑色のワゴンに乗った男が、夜になるとしばしばやって来ることがある。

 この人たちの心の中の何が噴出せざるを得ないのか。

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大雷雨

○大雷雨
 学校で打ち合わせ会の最中に、突如雷鳴が鳴り響く。木の梢も揺れて、大嵐になった。
 外に出ると真冬並の寒さ。雨脚も強くなるので、止むを得ず傘を買った。家に帰るころには、雨粒がしだいに大きくなり、帰宅後に窓の外を見ると雪になっていた。
 昨日は一日中気分が優れずダウン、今日も少しましになった程度で不定愁訴の状態になっていたのは、この気圧の影響だったのかと思った。
 帰り道、歩いていて、「これも天の大掃除の一環かもしれない」と思いつき、あながち悪いことではないと考えたら、少し気が楽になった。テレビの天気予報でも、「これで黄砂も洗い流され、すっきりした天気になります」といっていたので、やはり大掃除と感じたのは間違いではなかったとあらためて思った。
 最近、目は赤く、鼻がむずむずして、ついに花粉症かとも思っていたが、あるいは化学物質まみれの黄砂にアレルギーを起こしていたのかもしれないし、それを日本の神祇諸天が雷電と雨水によってすっかり浄めてくれたのならば、ありがたいことではないか。「神さま、大掃除をありがとう」と唱えてみた。

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南太平洋地震

●南太平洋地震
 昨日夕方、入学式から疲れて帰宅し、少しだけ休むつもりだったら、起きていられなくなり、倒れるように寝てしまう。後で外に出てわかったのだが、路面は濡れ、雨もぱらついていた。起きていられなかったのはこのためだったのかもしれない。そういえば帰ってきた頃、空には鈍い色の雲が広がりかけていたが、おそらく低気圧の前線が通過したのだろう。
 今朝起きて知ったのだが、日本時間早朝、南太平洋でマグニチュード8.1の大地震があったという。起きていられなくなったのは、あるいはこの前兆だったという可能性もあると思った。起きてからも神経が騒いで、不安感がいまひとつ去らない。あるいはこれからまだ何かが引き続くかもしれない。とはいえ、それが何の前兆かなど判るわけもない。たとえデータとして集積したとしても、再現性など望むべくもないだろう。つまり現代科学の検証には耐えないということだ。「後で気のつく××病み」とはよく言ったものだ。

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夜桜見物

○夜桜見物
 昨夜は、夜9時前から妻を連れ、ボルボ240オンマニ号を飛ばして、横浜町田ICまで。そこから246号に降りて、鶴間のジャスコで買い物。ここにはイトー・ヨーカドーも隣接しており、この地域の発展ぶりが窺える。80年代末に用事でこのあたりを訪れたときには、まだ田園の中にようやく新築の家が建てられはじめたところだった。
 467号線に道をとる。大和市のこの道の沿線は、昔から桜並木で知られる。桜ヶ丘という駅もある。
 ほどほどに南下した後は引き返し、ふたたび桜を楽しみながら北上。16号線八王子バイパス~圏央道あきる野ICに入り、狭山日高ICで降り、旧日光街道407号線を走る。ここも高萩から鶴ヶ島の間がすばらしい桜のトンネルになっている。大木が多く、見事な眺めだ。
 その後は鶴ヶ島ICから関越自動車道で練馬終点、環8~井の頭通りというルートで帰宅した。一度に二箇所の桜を楽しんだ夜だった。

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入学式

○入学式
 入学式に行く。晴れてよかった。会場は横浜。
 開式よりかなり早く着いたので、海を眺めながら時間をつぶす。咲き並ぶ桜、岸壁をたたく波音、浮桟橋の揺れ、さんさんと降る陽光。水上バスは発着し、力強そうなタグボートがギヤの音を響かせて戻ってくる。遠くにはベイブリッジが霞み、自動車の影が動いていく。
 ゆとりを見て会場に入ったつもりだったのに、中は満席どころか立ち見状態であることに驚愕する。結局、場内に入るのはあきらめ、受付あたりで他の教員と雑談をしながら過ごす。ロビーにまで人は溢れ、臨時に椅子を並べて、プロジェクターで式を中継するほど。
 この理由は、おそらく日曜日ということで、本人に加えて両親、場合によっては兄弟姉妹から親戚までついて来たからだろう。そして式の終了後は行楽に繰り出し、中華街やレストラン街でお祝いのテーブルを囲んだのだろう。

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スポンジ・ボブ

○スポンジ・ボブ
 今日は会議のため外出。陽光がじつに滑らかで、空気や建物の外壁が、まるで真珠の発するような微光で被われているかのごとくに見えて美しい。このような天候やエネルギー状態をこそ、みなの祈念や総意で現出させられていると受け止めたいものだ。
 昨晩のテレビで(今晩も)、スポンジ・ボブという、最近人気の米アニメを観た。海の底の生き物たちのコミュニティにおけるシット・コムといえよう。主人公のスポンジ・ボブ(本当にスポンジ)をはじめ、グロテスクで悪趣味な作りだが、中身は辛辣で皮肉な批評精神がある。
 昨晩のは、スポンジ・ボブとその親友であるヒトデのパトリックとが、料理人世界一の座を賭けてリングで対決するというものだが、莫逆の両者が、それぞれの黒幕(パトロン/コーチ)たるカニとプランクトンとに焚きつけられてしだいにその気になり、さまざま馬鹿げたパフォーマンスで競い合って最後は取っ組み合いにもつれ込むのだが、そのクライマックスで両者のトランクスが脱げる。すると下に穿いているブリーフの色は、それぞれお互いのカラーのもの。それを知った二人は本来のうるわしい友情を取り戻し、黒幕を尻目に肩を組んで口笛を吹きながら会場より去っていく。
 これはもちろん、背後の大勢力に操られて代理紛争を繰り広げる小勢力という図式をおちょくった寓話だろう。

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青虫チビ

○青虫チビ
 ガラス瓶に入れておいた青虫が、朝になったらいなくなっていた。
 もともとこの青虫は、宅配の野菜についていたので、妻が手をつけずに一週間も冷蔵庫の中に入れっぱなしになっていた。私に取ってくれというので冷蔵庫から出してみたら、丸くなっていたが、やがてもそもそと動き出した。冬眠状態になっていたらしい。全長は1センチもない。体は緑がかった透明で、顔の部分は黒い。のびをしたり、あちらこちらを向いたりして、どんな動物でも子供は愛らしいと、あらためて思った。
 最初は気味悪がっていた妻も可愛くなったらしく、「何て名にする」と言うから、簡単に「チビでいいだろう」と答えておいたら、小さなジャムの空き瓶を持ってきて、ラベルにわざわざ「チビの家」と書いた。青菜と一緒に入れておいたら、あまり構うと死んだふりをしてひっくり返っているが、見ていないと勝手に動いている。そうでなければ寝ているが、瓶を揺らすと、透明な体の中で内臓がふくふくとする。小さなものなのに見飽きない。
 分類に詳しくないので、何の蝶になるのかも判らないが、楽しみにしていた。「チビは寝たか」などと気になった。
 ところが、ガラス瓶に入れた次の日の朝、起きてテーブルの上の瓶の中を覗くと、チビがいない。瓶の口のところにサランラップをかけてゴムで留め、空気抜きのためにラップを軽く破っておいたのだが、夜の間にそこから抜け出たようだ。
 踏んだら可哀想だし、気をつけてテーブルから壁から床まで探したが、とうとう見つからなかった。「干からびてしまうだけなのに、馬鹿だな」と哀れになった。
 蝶になるまで楽しみに育てようと思っていただけに、残念だった。わずか一日なのに、名前までつけて、情が移ると淋しいものだ。
 チビよ、どこかでちゃんと蝶になるかな。

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全日空機胴体着陸

●全日空機胴体着陸
 電気系統だの、設計ミスだの、だから外車に乗るな、と言われそうだ。
 リアルタイムで画面を見たが、もし爆発などになっていたら、いったいどんな中継になったことか。こんな世の中になったのだ。無事降りてくれ、ともちろん祈った。
 航空専門家は辛い見方をしているようだが、私が思うに、うまく着地したのではないか。中心線を外れていないし。夜の中継で、機首にベルトを巻かれている飛行機を見て、妻が「(あの飛行機は)どんな風に思っている」と聞くから、「『う~ん、痛いよ~』と言っているに決まっているじゃないか。あごの下を擦ったんだぞ」と答えた。じっさい、そんな顔をしていたし。

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夢の話

○夢の話
 今朝、起き抜けの夢。
 警察署にいる。事情を聞かれているというほどでもないらしい。大きな部屋で、刑事と立ったまま話をしている。初老、中背、禿げ頭、顔の半分にあざがあり、いかにも苦労人といった感じ。エドワード・G・ロビンソンの日本版とでも言えばいいだろうか。
 拳銃についていろいろ尋ねられる。「持っていたらどこに入れますか」と訊かれ、「それはここでしょう」と、いかにもプロらしく背広を撥ね上げ、背中のベルトとズボンの間を示す。トム・クランシーの『日米開戦』でそんなことを読んだので覚えていたのだ。しかしその後すぐ私はあわてて、「いやもし持っていたらの話ですよ、持っているはずが無いじゃありませんか、そんなのは小説の中の話ですよ、実物など手にしたこともありません、持っただけで恐ろしくて震え上がってしまうでしょうよ」と縷々述べる。いささか大げさ。
 刑事は納得したのかしないのかにやにやして、私を大きなロッカーの前に連れて行き、「ちょっと待ってくださいよ」と腰をかがめ、下段の扉を開けて、もそもそと探りはじめる。自分のロッカーらしい。ピストルを探しているようだ。いよいよ本物に触らせてもらえるのか、と内心どきどきしていると、刑事がおもむろに取り出して私の手のひらに載せてくれたのは、架座までついた機関銃のミニミニフィギュア。??? というところで目が覚める。

解釈:刑事→セルフ/ガイド/ハイヤーセルフ。拳銃→真理、人生の秘密など、そうした「意味」。私はそれを手にすることを、いまだ恐れているようだ。ロッカー→集合無意識領域。そこからフィギュアを取り出したということは、修行がまだまだだと示されたようなものか。ただし、それが機関銃というハイパワーなものであるということは、約束された目的の境地としては、なかなかすごいではないか。

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テンプレート変更

○テンプレート変更
 ブログのテンプレートを変更した。nyaoさん作成のTONBIというデザインのものだ。なかなかクールで、海の感じがいい。先日、真鶴岬でトンビの声を聴いたばかりだったので、この新作に出会って、すぐに使おうと決めた。
 いずれ自分で作ってみたいとも思うが、なかなかそこまで、まだ気力と体力が追いつかない。

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