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亀井辞任

●亀井辞任
 そんなことだろうと思った。
 「反スタ」とか立てカンでほざいていた世代の人たちが、結局スターリニズムをやるのは、自明のことなわけだ。

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奇兵隊内閣

●奇兵隊内閣
 まったくの直感でしかないが、新内閣は、小沢独裁などおとなしいものだと思われるほどの民主集中制を実行するのではなかろうか。
 草莽のルサンチマンなどというものが禄でもないものしか生まなかった例は、枚挙に暇がないだろう。

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新政権

●新政権
 元「プロ市民」が首相になり、都知事のいわゆる「極左」が内閣を牛耳り、しかも中には「移民」出身者までいる。
 日本もついに、来るところまで来たという感じがひとしおだ。
 こうなるまでに、たったの20年だ。つまり、失われた20年とは、このことだ。国際化とグローバリゼーション実現に邁進した、これがその姿だ。
 その地ならしをしたのは、もちろん今は野に下った党である。

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「割烹 白石」の思い出

●「割烹 白石」の思い出

 熱海に行こうかと思って、もう網代に近い伊豆多賀の温泉旅館「白石」をネットで探してみたら、二年ほど前に閉館になっていた。
「白石」は今では「割烹 白石」と呼んでいるが、昔から「観魚荘 白石」とも言った。旅館の建物は崖の中腹にあり、岩場を利用して海と仕切られた釣堀があって、獲れたばかりの魚を漁師が船で持って来て放してある。それを釣ると、その日の夕食に出してくれるというわけだ。
 ずっとずっと子供のころ、両親がどこかに旅行に行こうと相談していたとき、時刻表の巻末の全国旅館一覧から私が見つけ出して、ここはどうかと言ったのが、「白石」だった。ただどうも敷居の高い旅館だったらしく、基本的には誰かからの紹介がないと泊めない、「一見さんお断り」のようなところであったようだ。父がいささか心配げに電話で問い合わせをしていたその口調を、今でも思い出すことができる。ともかく何とか受け入れてもらえたらしく、そこに家族三人で出かけたのが、「白石」との付き合いの始まりだった。と言っても全部で十回も行ってはいないだろうが、いつも行くたびに、忘れずに親切にしてくれた。父の心臓病の養生にも寄ったこともあった。とくにご主人の母親、つまり旅館のおばあさんが私の母を気に入ったらしく、両親と私の一家が行くと、「今日はこれを使え」と、普段は仕舞ってある器を出してきたと、これは母が女将か女中さんから聞いた話だったそうだ。内風呂も温泉で、相模灘の海に面していて窓も大きく、母は夜明け方に空が白むのを見ながら入るのが好きだった。
 その「白石」も、あるとき火事を出して全焼してしまった。そのニュースを知ってしばらくしてから、私は母を車に乗せ、紅白のワインを持って見舞いに行ったことがある。火事の後はむしろそうしてゲンを祝うのだ、と母が言って、そうしたのだ。焼け残った一角、玄関から帳場や居住部分であったと覚えているが、そこの応接間で、女将が喜んで迎えてくれた。宿帳などすっかり燃えてしまったので、お得意さんを復元するのに苦労していると話していた。
 その後も葉書の案内は来ていたが、こちらも仕事の都合もあり、また両親も年老いて、すっかり足が遠のいた。改装成って、昼はランチなどもやるようになったというところまでは知っていたので、いつか行きたいなとは思っていた。
 そうして、ようやく機会が作れそうになって、ホームページでも今風に作ってはいないかとネットで探してみたら、あにはからんや閉館していたとは。無常な時の流れとはいえ、寂しいかぎりだ。

 話はまったく関係ないところに飛ぶが、ボルボ240オンマニ号のプラグチューンをしてもらっていたニッポンエミールという会社、じつはここは怪しい省エネクルマグッズである「ハイオクくん」というものを販売していたが、二年ほど前に公正取引委員会から排除命令を受けていた。久しぶりにネットで検索してみたら、サイトがなくなっている。たぶん、会社も畳んだのだろう。この会社は、他に「ウルトラヒューズ」というものも作っていて、どうやら電気工学的にはまったく効能もなかったらしい。ということは、プラグチューンにも、何の意味もなかったということか。だがそんなこととは別に、ここの社長は二年前の車検に合わせてプラグチューンを頼んだ縁で、かつて私の家に電話をかけてきて、「また新しいことを考えていてね」と(あるいは一杯入っていたかもしれない)話していたのだが、きっとその後すぐに排除命令の憂き目に遭ったに違いない。要は山師だったということだ。詐欺みたいなインチキでも、見ず知らずの客に人懐こく電話などして夢を語るなど、なんだか好きな人だったのだが、これも残念だ。

 親しみを覚えたものがこうして次々に消えて、思い出の中だけの存在になっていく。五十を過ぎると、人間、こうなっていくものなのだろうか。

☆「割烹 白石」「観魚荘 白石」の関係者の方、あるいはその後の情報などご存知の方で、もしこのブログをご覧になったら、ぜひ何かコメントをお寄せください。

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立松和平逝去

●立松和平逝去
 夜のラジオで聴いてびっくりした。まだ若い範疇だ。
 これがトレンドだ、あるいはトレンドになりそうだ、という瞬間にその場に飛び出して、いちばん美味しいところに身を置く人だった。
 昔、「ニュースステーション」で、十勝川を小さなモーターつきのボートで遡行しながら自然に関して中継していたが、それならなんでカヌーか何かに乗らないのだ、と思ったりした。
 文学タレントとして消費し、消費されてしまったのだろうか。

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「報道ステーション」を観て

●「報道ステーション」を観て
 暑さ寒さも彼岸までと言うが、寒いのは今日までか。アメ横の中田商店で、二次大戦モデルレプリカのタンカーズジャケット(要するにジャンパー)を欲しかったが、大して着る機会もなくなりそうだから、止めにしておく。

「報道ステーション」を観て:

 文化メセナを気取るサントリーと、職人的キリンとが合うはずもない。そのくせ、モルツが明らかにまずいのはどうしてか。無理に味を、「苦味」をつけているのが、はっきりと分かる。モルツが出始めのころ、友人が盛んにモルツのことを言って、それで飲んだことがあったが、後で頭が痛くなった。もちろん今と昔では違うだろうが、サントリーがまだビールのことを解っていないのは確かだと思う。夏の札幌大通りビヤガーデンでも、サントリーの会場の人は少ない。もっとも、あそこではやはりサッポロビールだが。
 
 トヨタはトヨタで、危機管理があれほど解っていないとは思わなかった。あの人を小ばかにしたような薄ら笑いを浮かべる専務を出してきて、ましてや「素人客のブレーキのかけ方が悪い」がしな発言をさせるにおいておやだ。

 日航はアメリカン航空連合(ワンワールド)に付いたのは、所詮はここには旧ナショナルフラッグ、老舗、由緒正しい会社名が揃っていたからだろうと、私は踏む。しかしもし稲盛氏の判断がそうだとすれば、それは正しいと思う。看板とか沽券は大事なのだ。

 報道ステーションのスポンサーを見ても、「なんとかホーム」、「なんとかドット・コム」、それに「パイロット」だ。超優良企業やマンモス企業など、跡形もない。前二者は、今売り出しだが、何年か後にはあったかどうかも分からなくなるのではないか。

 要するに、貧すれば鈍するだ。だから、日本経済の似合いのレベルとは、パイロットなのだ。小粒だが、手仕事的で、独創的で、この規模であれば、他の追随を許さぬ見事な高品質を見せる。
 ここにしか日本の活路はないだろう。

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新リンク紹介

○新リンク紹介
 遅ればせながら、新リンクの紹介。
今日の岡本」。ブログ主は経済ライターで、大学時代の友人。もうわれわれの時代でも珍しかった、学生服、角帽、下駄という姿で学校に来ていた文学青年。入学する時代を間違えたタイム・トラベラーだったのかもしれない。
 酒もろくに飲めない私だったが、どういうわけかかれらの仲間とともに、どこかの飲み屋(喫茶店ではなかったと思う)に行ったことがあった。そこでかれに、「きぬのみち君はこのクラスに好きな人いるの」と問い詰められて、自意識過剰な当時の私は、答えるに答えられなかった。その年の若者で、ほのかに何かを思わないような者はいないが、そんなことをうかつに言うと、自分の全存在、全尊厳が揺らぎそうな恐怖があって、とうてい口に出せなかった。追い詰められ苦渋に満ちた私の顔を見かねた別の友人が、「もうやめろよ、可哀想だよ」と助け舟を出してくれてようやくその場は助かったが、ばつのわるく情けない記憶だ。その頃からもう少し努力してさばけておけば、私の世渡りもずっと楽なものになっていたと思う。
 久し振りに会ったが、かれのぶっきらぼうな優しさは、むしろ今になってよくわかる。株のことばかり書いているようでも、行間にがっしりした温かさがある。
 自分がいかに未熟で生硬な人間であるかと思うばかりだ。

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春闘

●春闘
 そもそも人間を flow と見たのが、金融工学の最大の悪かつ過ちだろう。ところが人間は飯も食えば糞もひるのだ。
 生身の人間の怒りが溢れたら、暴動から革命だ。
 ゴールドマンサックスのビルを焼き討ちし、窓ガラスを割ってコンピュータを放り出せ。
 78年、イラン革命を中継するテレビ画面で、そんな光景を確かに観た。

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朝青龍引退

●朝青龍引退
 現役時代は超悪役で、引退したとたんにこんどは善玉扱いか。
 こんなマスコミのショーアップを百も承知の上で見ているわれわれこそが、最も悪人だ。
 小沢事件はすっかりカムフラージュされてしまったし。
 表の一に対して、裏には百のことがあるに決まっている。

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龍馬伝

●龍馬伝
 ずいぶんと新しい演出。「坂の上の雲」とのタイアップではないのか。とくにペリー来航あたり。
※日露戦争前夜、昭憲皇太后の夢枕に龍馬が立ったという話が広められている。
 NHKが愛国主義にシフトするとは、とても思われないのだが、こうして「日本建国神話」を連発しなければならないとは、いかに現在の日本が国家的自信と実質を失っているかということを物語っているのかもしれない。あるいは、そうしたことをひそかに憂えている向きがどこかにあって、それがこうした番組制作の動きを、それとなく作り始めているのかもしれない。
 そう考えると、2004年の「新選組!」の頃は、まだ穏やかだったなとも思う。あるいは、リーマンショックがそれほど深甚だったということか。
 時代相や世相が、今年から急激に変わっていく、後から考えるとその先触れだったということになるのだろうか。
※そういえば来年の暮れには実写版「ヤマト」もあるし(あれも神話だ)、きなくさい。

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