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二度の失意

○二度の失意
 ゼミ学生の卒論を仮提出させたので、食事をしてコーヒーを飲みながらじっくり添削しようとガストに入ろうとしたら、「勉強、居眠りお断り」の張り紙がドアにでかでかとしてある。印刷されているので、どこのガストでも共通のものだろう。
 去年はそんなものはなかった。それに、そんな但し書きを出すようでは、ガストの存在意義がないだろう。ドリンクバーで、24時間とは言わないまでも、長時間ゆったりゆっくりと粘れるというのが利点ではないか。家では狭く、家族もいて、ゆっくり仕事も勉強も作業もできない人だっているではないか。夜遅くなったら、時間つぶし、場所ふさぎの人間の数だって、そうはいないはずだ。昔はすかいらーくも、広いテーブルを、ゆっくり占有させてくれたものだ。ぎすぎすと、合理化と回転率ばかり気にかける、世知辛い世の中になった。それを悪用する人間という輩が増えたのか否かについては、私は知らない。
 貧すれば鈍するとは、よく言ったものだ。いずれガストも、仕合わせよくないことになる。

 今日はそれ以外にも、もうひとつ断られることがあったので、二度の失意となって、少々落ち込む。

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月例研究会

○月例研究会
 今夜は都心で、月例の研究会に出席。後の懇親会の仕切り役を、いつの間にかやらされている。お蔭で気に入りの献立を頼めるのだが。
 それで今回は、2000年来のキリスト教が、もしかしてひっくり返ってしまうのでは、そしてそれが、実は本来のキリスト教なのでは、という、ある意味とんでもない、すごい話を聞いた。それでもこの研究会は歴とした研究者の方が学術的根拠に基いて発表するものなので、けしてトンデモではないのだ。だからこそ衝撃的なのだ。
 ところがじつは、それはすでに学会では、あるいはキリスト教宗教学研究の世界では、常識化しつつあるらしい。
 早く素人にフィードバックしてくれないと、お互い困る。

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事業仕分け後半

●事業仕分け後半
 国防とディズニーランドとを区別できないとは、さすが蓮舫、度し難い。
 でも、わが国全体をディズニーランド化するのは、もしかすると面白いかもしれない。
 だれもディズニーランドを攻撃したり、侵略したりしようとは思わないだろうから。

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下谷鷲神社酉の市

○下谷鷲神社酉の市
 学校帰り(最近は祝日の月曜日に授業があるところが多い)、浅草下谷の鷲神社まで足を伸ばす。酉の市は明24日から(日が変る直前から)始まるということは知ってはいたが、去年頂いた「かっこめ」を返そうと思った。なんとか開いていてほしいと望みをかけながら、バスや電車を乗り継ぎ向かう。ここの交通の便は悪いのだ。日比谷線入谷の駅から、暗い道を辿る。夜空の中天には弦月と星がくっきり。
 たぶん前日から多少は賑やかだろうという希望的観測は当たり、着いたのは夜7時半くらいだったが、もう露天商の車がたくさん並び、準備の整った夜店も少なからずあるし、早くもテーブルを囲み一杯……というような姿も見かけた。
 境内の店はすっかり熊手の陳列が終わ200911231922000b.jpgり、明かりに煌々と照り映えて美しい。200911231918000b.jpg200911231922001b.jpg御札授与所はまだ開いていないが、参拝するには、人もまばらなこれくらいの方がいっそ都合がいい。それでももう熊手を買い求める人もいて、三三七拍子の盛んな手締めの音も起こる。
 首尾よく「かっこめ」も返し、切山椒を買って、参拝も済まし、浅草に向かって歩く。さすがに夜気は冷える。
 六区を横目に見ながら伝法院通りに入り、そこからさらに道を曲がって、うなぎの「小柳」に入る。ここは何となく粋な下町の男女が、かならずいるところだ。
 まずは白雪の燗酒を一本誂える。なんということはない酒なのだが、体に沁みて旨い。やがて運ばれたうな重を食べ、よい機嫌で銀座線に乗り、千代田線~小田急線に揺られて帰宅。
★この日記を実際に書いている今頃(つまり日付の変った24日0時過ぎ)が、まさに最盛況の時間だろう。

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サンデー・クライエント

○サンデー・クライエント
 ボルボ240オンマニ号の給油も兼ねて、買い物に出る。夕6時過ぎだからもう空いてると思いきや、やはり連休を控えた週末だけあって、スーパーの駐車場はほぼ満車状態。買い物客も多く、目ぼしい惣菜は大抵売れている(これが下町の商店やデパートならこんなことはないのだろうが)。
 こうした休日になると、道路にはサンデー・ドライバーがまごまごするわけだが、それと同じで、こうした郊外ニュータウンの巨大スーパーには、いわば「サンデー・クライエント」、つまりウィークデーは勤めに出ているお父さんたちが出張ってきて、やりにくくてしょうがない。変に売り場の通路をうろついたり、やたら手に取っては結局戻したり。
 駅の通勤帰りに寄れるようなところならそんなことはないし、またそうした店に来る人なら手馴れているのだろうが、どうもいささか人種が違うということかもしれない。

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新酒祭

○新酒祭
京王線南大沢駅前では、「新酒祭」をやっていて、学校帰り、ついふらふらと寄ってしまう。新酒といってもこちらは日本酒、とくに多摩の地酒を並べ、屋台風に飲める。
私は、八王子恩方の「日出山」と、薩摩揚で一杯。
微醺を帯びて(なかなか格好良い)帰る。耳にはiPodから流れるモーツァルトのピアノソナタ(ますます格好良い)。


★ニュースの記事より:
福井県坂井市丸岡町末政のしょうゆ醸造会社「岡松醤油(しょうゆ)醸造元」が、エチゼンクラゲを使った新商品のおつまみ「完熟梅みそ越前海月(くらげ)」を作り、20日から販売を始める。

話は簡単で、要するに、食ってしまえばいいのだ。なんといっても、人間が一番貪欲で悪食な、「天敵」なのだから。食糧事情にも貢献しそうだ。それに、喰われると思えば、エチゼンクラゲも怖がって出られなくなるかもしれない。一石二鳥だ。

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ボジョレ・ヌーボー

○ボジョレ・ヌーボー
 ボジョレ・ヌーボー、買って飲んでしまいました。
 輸入量も半減、昔は解禁と同時に予約でほとんど売り切れというような状態だったはずだが、いまではニュータウンのそこらのスーパーでも楽に買える。
 ペットボトル入りのもあると聞いていたが、確かにあったが、それは大きいボトルで、私ひとりではまかないきれない。よって、月並みだがジョルジュ・デュブッフのドゥミ・ブーテイユにした。チーズ、クラコット、サーモンのマリネくらいで軽くやる。ほんとうはミモレットとかレッド・チェダーとか、好みのやつでやりたかったが、さすがにそこまでの輸入物は、ニュータウンではちょっとしたところにしか置いていないだろうから、そこは残念ながらあきらめた。
 味はもちろん、どうこういうべきものではない。新酒のお祝いだ。ただ今年は、日照もよく、よい出来だという。たしかに、酸味もえぐみもなく、いい口当たりで、いくらでもいけそうだ。

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ビジネスサテライトニュースを観て

●ビジネスサテライトニュースを観て
 12チャンのビジネスサテライトニュースを観て思う。
 資本主義、国家資本主義に人間性は無い。金が仇で、人を流動性に還元する世界だから。では社会主義、国家社会主義に人間性はあったかといえば、無かった。これも人を効率性という機能に還元したから。
 結局、人間味をどこに求めるかというと、コンミュニズム(共同体主義)、アナーキズムにしかないかもしれない。思いやり、というもの。
 でもそれも息苦しい、と感ずるくらいに疎外されているのが、現代の現状だ。

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事業仕分け

●事業仕分け
 わが国の基礎国力を保障するような公共的部分のところ(通信、交通、あるいは宇宙開発関連)については、ただ効率や利益率のみでは論じられないだろう。冗費と思われる部分があって、はじめて成果が期待できる面もあるだろう。こうした部分については、よく説明すれば(あるいはしなくとも)国民は納得の上、税金を投入することを是とするかもしれない。いかにも役人が公費を貪っているかのようなイメージは、どのあたりまでどうなのか。フリンジ・ベネフィットというのは、どのあたりまでがどうなのか。ともかく、いっときの憂さ晴らしに終わらないで、こうした「行政革命」を進めていってもらいたいものだ。

 鳩山は「マニフェストのざっくりした金額は、当然見直しの余地がある」というような発言をしたらしいが、ということは、あのいかにも精緻に見えるマニフェストそのものが、要するに「ざっくりした」ものでしかなかったと突っ込まれても仕方ないではないか。

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鳩山普天間問題

●鳩山普天間問題
 オバマが「日米合意を前提に作業部会で詰める」と決め付けたのに、鳩山は相変わらず「合意ありきなら最初から作業部会など要らないはず」とアメリカの面子をつぶす。
 昔、今の民主党のその前の民主党ができるかできないかのころ、さる筋からちらと聞いた話だが、鳩山は、前日に全スタッフが「こう決めました、これでいくからいいですね」「うん」とうなずいたものを、翌朝の自宅前での記者ぶら下がりコメントで全部ひっくり返してしまうのだそうだ。いずれ今回もまた、その癖の連発なのだろう。ただそれをアメリカや国際社会向けにもやっているとすれば、後の結果が怖い。
 だがひょっとして、このまま正論で押し通してしまうかも。そして案外これが、独立国の姿かも。
 もうちょっと見ておきたい。

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