目まぐるしい ●目まぐるしい あまりに目まぐるしくて、講義で何を話すのかわからなくなる。 賢治? シルクロード? 中国史? 目の前の一つことを一つずつ、それが一日に一つもできない。計画以外の仕事が突発的に入るからだ。そちらをこなすしかない。 普段は昼を抜いて、食べてもソイジョイくらいで済ますのだが、こうなるとそうも言っていられない。というわけで、今日の昼は、午後遅かったが、夏目坂下に出来ている麻婆豆腐の店にした。もう人もまばらで、静かに中国ポップスが流れている落ち着いた感じだった。 一度は薬食いで、四つ足の肉を食べねばならないかな、と覚悟しつつある。 仕事が立て込んできて、さすがにパワーをつけねばならないから。 さて明日は、9時からの授業。もう寝る。 [0回]PR
一週間終わり ○一週間終わり 大学での仕事が授業以外にも忙しく、目が回るよう。会食場所を探しているとき、階段で足を踏み滑らせかける。足が上がらなくなっているほどくたびれていることを改めて認識し、愕然とする。いつまでも若い院生の気分が抜けない人間のつもりだったのだが。柄にもなく段取りをつけたり、折衝をしたり、それで飲んでクールダウンして家に戻ると、もうブログも書けない。院生の頃ならたぶん嫌悪感を催したであろう、あの嫌な「大人の教員」に、自分もまたなってしまったのか。 今日は北関東での市民大学講座2回目。台風20号の雨の中、それでもよく受講生が集まっている。帰りは、次第に各路線に遅延の情報が増えていくなか、運よく順調に戻ってくることができた。 月曜日から土曜日まで、まったく休みなし。 [0回]
美味い定食屋 ○美味い定食屋 今日、会合の帰り、素晴らしく美味い定食屋に寄る。若手同僚の先生の紹介。 いつも通るメインの道路から横に外れたところにあって、あまり認識していなかった。 店は蛍光灯で明るくて、がらんと天井が高く、いかにも昔風の定食の店。壁には献立を書いた短冊がずらりと並べて貼られているのもいっそうそんな感じ。今風の照明も内装も施していないところが潔くていい。 先にビールを頼み、出てきたお通しのひじきを食べて、これはいけると確信した。 予想通り、出てきた食事は期待以上で、私はかさごの煮付けにしたのだが、臭みも何もなく、油もすっかり落ちて甘辛さ具合が全体に染み込んだ絶妙の味付け。そして大き目の茶碗に盛られたご飯がまた、ふわりと炊き上がっていながら、それでいて気取った料理屋によくありがちなあの妙に自己主張した粒立ちというものがなく、「むしゃむしゃ」食べられる柔らかさを持っていて、定食屋の飯にふさわしく好ましい。味噌汁も沢庵も出しゃばらず、しかもえぐみがまったくない。 少々遅い時間に入ったのだが、後から人が途切れることなく入って、静かにテーブルにつき、ひっそりと夕食をしたためていく。みな独身者なのだろう。地元に住む人たちにのみ知られる店だ。 味と雰囲気に満足し、満腹して、ビールも合わせて、ひとり野口英世一枚。 こうした店が存在しうる商店街というのも、なかなかいいではないか。 [0回]
北関東で講座 ○北関東で講座 北関東某県で市民大学講座を担当する。 指示された時刻表通りに電車に乗って、新幹線も停まる町で支線に乗り換えると、とたんに雰囲気が鄙びる。目的の駅で降りると、担当の職員の方が待っていて、そこからは車でセンターまで送ってくれる。 受講者は70名ほどで、大多数は高齢者、なかには80代の方もおられる。耳が肥えているに違いないので、注意にも注意を重ねながら話していかねばならない。こうした場で2時間というのは、相当に疲れるものだ。 ともかく何とか無事に終わり、控室に戻る。来るときに車の中の雑談で、帰りは別ルートでなどと話していたら、親切にも早速時間を調べておいてくれていた。最寄り駅まで送ってもらい、来た列車に乗る。 こちらは非電化路線で、新型車両ながら当然ディーゼルだ。沿線はさながらケーブルテレビでおなじみ「鉄道のある風景」状態。車窓の両側には田園や木立ちが続き、点在する農家の庭先を通り過ぎる。駅が近くなると、大谷石造りの倉庫や、線路が取り払われた引込み線跡など、「撮り鉄」がよだれを垂らさんばかりの光景が次々に現われる。じっさいカメラを構えた人を見かけた。 ようやく大きな町に着くと、そこはつくばエクスプレスの乗換駅。「マツモ●キヨ●」などがあって、とたんに都市文明に引き戻される。 後は秋葉原~新宿と戻ったのだった。 [0回]
4年生ゼミ ○4年生ゼミ まだ授業を終えると資料に汗がぼとぼと落ちるほど。 講義というのは、そうとうな有酸素運動になっているのではないか。 後期のゼミでは宮澤賢治読解をやっている。 もう4年生は卒論仕上げにかかり始めているので、 ゼミはいわば文章のリズム付けや、行間を読む頭の体操といったクーリングダウンなのだ。 「よだかの星」と「雨ニモ負ケズ」の関連性を考える。 自分が孤独だと思い込む一人相撲なところが、実はよく似ているのだ。 ゼミ学生たちは、きわめて鋭く的確な分析を、それぞれした。 それらをまとめて繋ぐと、一貫した考察を構成した。 このゼミを担当して、初めてのことだ。 2年かけて、やっとここまで来た、と感慨を催した。 [0回]
明日は健康診断 ○明日は健康診断 今日は講義、ゼミ、その後場所を変えて打ち合わせ会議。 明日は健康診断なので、帰宅後は絶食、明日の朝も飲まず食わずでないといけない。 会議の後、ワインとチーズの店だったので、少々心配。 [0回]
3コマ目の授業 ●3コマ目の授業 今日の3コマ目の授業は、あんまりうまく行かなかった。 そういうときは、授業をしながら「スムーズでないな」と感じるのだ。 余談もうまく「ツボ」に嵌まらなかったし。 学生たちがどれぐらい解ったか、という反応も気になる。 不完全燃焼。 [0回]
風の又三郎イラスト ○風の又三郎イラスト めっきり涼しくなった。 とはいえ、なんだか汗をかく。 面接試験の最中も、その後の非常勤の授業でも、汗が吹き出て、シャツの襟がびっしょりになる。 湿度が高いことは確かだろう。 また人がたくさん集まる教室というのは、やはり熱気がこもるのだろう。 今日は、面接試験打ち合わせのわずかな合間に、風の又三郎のイラストをボールペンで描く。 案外イメージどおりに行ったので、その内取り込んで加工し、「賢治圏」コーナーにアップするつもりだ。 [0回]
留学の夢 ●留学の夢 今日は留学した夢を見た。 北京に留学している夢だ。 これまでにも、何回も見ている。いつも「ああ、また来てしまったか」という風に思い、「さあ、これからまた1年過ごすのだ」と心のボタンをしっかりと掛け直す。 かつての2年間の留学が、ここまで心に食い入っているのは驚くべきだ。 ただ今回の北京は、夢の中でもさすがに近代化しており、入ったビルはすごいホテルのような豪華なところ。 しかしその裏口を出ると、昔ながらのがらんと寒々しい「五金交電」(金物・電気)市場。 [0回]
授業3コマ ○授業3コマ 授業3コマやると、もうグロッギーとなる。 二つは講義、ひとつはテキスト読解的なクラス。大声でテキストを読み上げ、解説を加え、整理しながらホワイトボードにまとめていく。 シルクロードの交流ルートの話をしているのに、なぜか江戸時代の廻船網と河川流通の話に脱線する。近頃そちらに興味が向いているので仕方がない。 [0回]