忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

生体認証システムとPASMO

○生体認証システムとPASMO
 日曜日も休日出勤で、卒論口頭試問。他のゼミの副査をつとめる。
 その中のある論文に、「生体認証システム」を扱ったものがあった。主に指紋と脈拍を使用して認証するというものらしい。思えばアメリカでは、すでに入国のさいには指紋認証を取り入れているはずだ。
 ちょうど関東一円の私鉄・公共バスではPASMOシステムが導入されようとしている。JRのSuicaと通用して、これからはカード一枚ですべて乗り降りができ、しかもクレジットカードで決済できる。しかも携帯電話とも連動させれば、もうカードを持つ必要もない。いずれはETCとも共通運用がなされるだろう。
 すでにGPSシステムとの関連もついているわけだし、これで我々はひとりひとり、「だれが、いつ、どこで、なにを、どのように」しているかを、すべて把握されてしまうことになる。ビッグ・ブラザーによるお見通し世界の現実化だ。
 そしてもしもこれが「生体認証システム」とドッキングしたら、もちろんわれわれは「人差し指一本で小田急バスに乗れる」などということで喜んでいるわけには行かなくなることは間違いない。
 そこで、こんなことを連想した。
 ある日の大学の授業前。教室の入り口には生体認証センサーが備え付けてあり、それにタッチしない限り、入室していても出席とはみなされない。遅刻時分と欠席数は学生持ち点の中から補正の上減点として割り引かれ、入学時にデポジットしている入学金・学費から換算して差し引かれる。
 そんなわけだから、学生たちは先を争ってセンサーにタッチすべく指を伸ばしながら殺到し、恐ろしい騒ぎとなり、挙句に将棋倒しとなって負傷者が出る……などという記事が新聞に出たりする。

拍手[0回]

PR

ブッシュイラク新政策

●ブッシュイラク新政策
 ブッシュに尻尾を振るのは、いまでは日本だけだ。アメリカ支配層は、いまやなりふり構わず、大っぴらに牙を剥いてきた。日本は結局、かつて森本哲郎が喝破したように、太平洋ポエニ戦争に完敗したのだ。
 マスメディアにコントロールされて毎日毎日凄惨なニュースばかり刷り込まれ、悪い波動に満たされるのはごめんだ。だからといって、笑いは健全な免疫を作るかもしれないが、お笑いばかり観て笑っていると脳みそが融かされる。いったい、どうしたらいいのか。とはいえ、タカアンドトシは最近出色に面白いとは思うが。
 感謝の心を持ち、神仏を依り代として自分の内部の最善最良の部分とつながり、お天道様を拝んで、日々歩んでいく。
 ヘレニズムとは、そういうものだろう。

拍手[0回]

夢の話、自灯明・法灯明

○夢の話
 初夢ではないが、今朝の夢。
 どこかレストランで妻と哲学/思想問答をしている。「人の現実は外面と内面とが照らし合ってピカピカとしているようなものだ」と妻に説明する。だがそうなると自分の実体はどこにあるのか? そう一方で考えると息苦しくなり、うなされるようにして目覚めた。
解釈:講釈の方はたぶん上から降ってきたもの。息苦しくなったのは布団を被りすぎていたため。

○自灯明・法灯明
 難しい仏教史的説明を詳しく調べなおす前に、これも文化論と絡めての授業中に天から降ってきたような説明を、上の記事とも連関させて述べておく。すなわち:自灯明とは自分の内面つまり自己に入っていき頼れということ、法灯明とは自分の外面つまり自然の摂理によって形作られたものを大切にということ、だからいずれにしても自分をよすがにせよということ。

拍手[0回]

夜の初詣

○夜の初詣
 夜、思い立って妻を連れ、ボルボ240でドライブして、相模一ノ宮寒川神社、鶴岡八幡宮へ初詣。夜9時過ぎなのに、寒川神社には、まだちらほら以上の人の数が見られる。晴れ着姿の女性もいる。鎌倉に着いたときは11時を回っていたが、ここも寒川と同様。しかも両者とも、御札授与所も一箇所だけではあるが開けていて、さかんに人々が破魔矢やお守り、御神籤を求めている。
 年年歳歳、神社仏閣参詣が隆盛になることは、驚くばかりだ。だからといって、この神社の由緒は何ですかだの、このお寺のご本尊は何ですか、またその縁起はなどと尋ねても、答えられる人は9割方いないに違いない。大概の人は、ただお参りをしてお願いをして、御神籤を引くだけだ。
 だがそれで、何が悪い。これをし相変わらず、「恐怖心につけこみ、射幸心をあおり、無知な人々から金品を巻き上げ、箱物造りと贅沢三昧に血道を上げる」悪徳宗教のありさまと非難するのだろうか。どの神様がどこにどう祀られているなどということは長袖者の知的道楽でしかなく、だからこそそれが政治イデオロギーに還元されると、かえって害悪となる。
「なにごとのおわしますかは知らねども……」と西行が詠んでいることを、あらためて思い返した方がいい。神仏のことほぐ日本は、ひとりひとりの日本人の、おのずからなる心の持ちようの中にある/立ち現われるのだ。

●紅白抗議殺到
 鼎の軽重を問われているということだろう(もちろん出演者からということだ)。だからもう廃止したほうがいいのではないか。

拍手[0回]

歴史に関する覚え書01

 歴史学の目的は、精緻な史料のアーカイブを作ることに限定されてしまった。
 そしてわれわれの知る歴史は、それら史料によって織り成されるところの或る価値観の表明、すなわち信念体系に過ぎない。
 ところで、あらゆる信念体系に頼ることができない以上、歴史にもまた頼るわけにはいかない。
 われわれは、自分の中に入り、自分に頼るしかないのである。

 いずれ、「なるほど! そうだったのか! しらなかった!」などということになるのだろう。

拍手[0回]

復党問題

●復党問題
 復党問題でミソをつけた安部内閣は、形勢逆転を狙って道路問題を持ち出したが、それもまた裏目に出かけている、という報道の論調。ケンカ師小泉なら断固再び「抵抗勢力」呼ばわりをして解散でもやらかすのだろうが、安倍晋三ではそうもいくまい。
 しかしそもそも、復党問題とは、支持率が下がるほどのことなのか。本来の自民党に還ったということでいいではないか。だいたい、小泉自民党の方が、元来おかしかったのではないのか。

拍手[0回]

中吊り雑誌広告(小泉復権?)

●中吊り雑誌広告(小泉復権?)
 地下鉄の中吊りの雑誌広告の見出しに、大意「小泉復権狙い」のようなことが書かれていた。
 安倍総理にやらせるだけのことをやらせておいて、戦後社会の総決算の責任を押しかぶせ、人気大下落の後を再び襲おうとの飯島元秘書官の算段か。
 そしてそれを熱狂的に後押しするのが、「戦後民主主義およびそれに拠って立つところの戦後民主教育」という「背後からの匕首の一突き」によって「負け組」に転落せしめられたというルサンチマンを持つ、ネットウヨSAという構図か。

拍手[0回]

●交通事故キッズとかいうサイト

●「交通事故キッズ」とかいうサイト
 倫理破綻者。すぐ特定されてしまった。告発もされるようだし、実名もほどなく曝されて、社会的地位も失うだろうことが予想つかなかったのだろうか。
 自分の嗜好欲求を満たすために、こうした職を選んだわけだ。そんな人間が教諭をしているような教育現場が、どうして信用ができようか。
 みんな自分の一番したいことを実現するために仕事をするし就職するし、またそれを目指せと適性指導をされるわけだが、そうするとこの人間などは、もっとも理想的な生き方ができたということか……いやいや、そうであるはずはない。小学校は小児愛好者が欲求を満たすための場ではないし、またそのような目的を果たすための手段として、教諭職があるわけでもないだろう。論理が倒錯し、生き方が無責任かつ無自覚になってきている。

拍手[0回]

防衛省、教育再生会議提言

 師走。今年もあと一月となった。太陽黒点は活動しているようだし、マスメディアは恐怖を振り撒いているようだし、変動は加速され、マア2012年までに、さまざまなことが起こってくるだろう。

●防衛省
 教育基本法、防衛省と、安倍晋三の懸案があっさり二つ通った。再来年の初め頃は、もう憲法改正、日本軍出現となっていると思う。「国防軍」ではいけない。「日本軍」でないと、国際平和維持活動をメインにできない。"Japan Terrestrial Force" "Japan Maritime Force" "Japan Aerial Force" の三本立てでいくのはどうだろう、と、名前だけを先走って考える。
 それで、時にはロシア軍と、時には中国人民解放軍と、ともに作業する。そうしてこそお互いのことが判り、軽々にこいつらと戦おうなどと考えなくなるだろう。自分たちの扱っている兵器の威力と戦争の悲惨さを知っている軍人たちこそが、むしろ戦争に慎重になるということもあるはずだ。これが国益と集団的安全保障とを生む早道となってほしいものだ。

●教育再生会議提言
 いじめっ子は出席停止。つまり、最終的には、いじめっ子を国家権力がいじめるわけだ。ところで国家権力は、国民の負託によって成立しているはずだから、そうすれば結局、国民がいじめっ子をいじめることになる。
 禅問答だ。 

拍手[0回]

暑い11月の入り

 11月に入っても相変わらず「暑い」感じだ。今年は三の酉まである。
 連休や学校祭があって、これから一週間ほどは、どの大学でもだいたい授業は一休みの期間だ。どのみち大学に入れば、宮澤賢治も喝破している通り、こうしてだんだん勉強しなくなるのだから、せめて高校の間は、「履修逃れ」なぞせずに、しっかり勉強しておいてもらいたいものだ。
 だいたい、よくできる国立大付属の高校などでは、必修も何も軽くこなして、それで易々と上級大学に合格しているらしいではないか。本来はうんと学習して追いつかねばならないはずの、その次のクラス以下の高校が、必修科目の授業も省略して、なおもあっぷあっぷしながら辛うじて推薦だかAOだかで二流大学に滑り込む、というのではあまりにこの国のお先が暗い。また、地方のトップ校で、予備校などのダブルスクールのコンビニエンスが地域に無くて、それで万止むを得ずこうした措置に出ていたという話も他サイトの分析で見たが、それもまた地域エリート養成機関として情けない話ではないか。
 学校格差や地域格差というものが、みな格差社会構造の一環として現われつつあるのだろうか。

拍手[0回]