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TEX AVERY

 ブラウザをIE7に変えた。まあまあ重たくもなく動く。現在使用のマウスコンピュータは、マイクロソフトの診断プログラムで見た結果、ビスタに十分対応可能な性能だ。だがプログラム、および世間が落ち着くまで、もうしばらく待つ。
 夜、カートゥーン・ネットワークでTEX AVERYの戦前のアニメをいくつか観る。つくりが丁寧で、コンテもしっかりし、皮肉とユーモアたっぷり、ナンセンスの連続爆発。殺人事件の捜査に来たブルドッグの警部が、「静かに、そこを動くな、みんな動くな」と怒鳴っていると、画面の一番下端を、小さな黒い人影がすっと横に動いていく。それを「動くなと言ったろう」と警部が身を乗り出してハンマーで殴ると、人影は頭を押さえて消えていく。これは、画面を映画館のスクリーン、また人影を銀幕前を横切っている人に見立てたギャグなのだ。よくこんな洒落た発想ができたものだ。
 こんなアメリカなら、だれも嫌いにならないだろうに。

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東国原知事演説

●東国原知事演説
 前々から私の考えは一貫して変らないが、政治はパンとサーカスだ。
 石原も、浅野も、何かの大きな動きの手駒だ。
 そしてマスメディアは巨大な「あるある大事典」だ。

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ナンプラー

 ナンプラー(ニョクマム)が好きで、とくに刺身にはよく使う。
 魚醤だから魚に合うのは当然だ。
 だが今日、ビールを飲みながら刺身を食べていて判ったのは、ナンプラーは白身の魚にはよく合うが、赤身にはいまひとつだということだった。マグロ、ハマチといった類にはいけない。螺のような貝はもっとだめで、むしろ生臭さが強調されてしまう。
 これらは、やはり醤油と山葵に限るようだ。

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NHKスペシャル

○NHKスペシャル
 再放送で観る。NHK一流の番組構成。「大化の改新否定」門脇説の新たな復活だ。
 白村江の海戦におけるmonstrousな唐の軍船と猪突する倭の小船の描写は明らかに太平洋戦争のメタファだし、また他方では尖閣諸島のきな臭さを想起させるイメージ操作でもある。進歩派入鹿対守旧派中大兄、負けてしか目覚めぬ日本の愚かさの強調、これらすべて、この現代に対する何らかのメッセージ性を持つ番組と見る。

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サクラ、ヤラセ、仕込み

裁判員フォーラム 新聞社が金で“サクラ”
「あるある」とも併せて、みな「仕込み」「ヤラセ」なのだ。
 演出の範囲で済んでいればいいのだが、その境界を見分ける能力までも我々の身につけることを迫られるのでは、情報社会といえどもたまらないものがあるだろう。Windows Vistaみたいに、インターフェースばかりますます派手になれば、なおさらだ。

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漫画雑感

 ここのところ、妻に吉田戦車『伝染るんです』を勧められて読んだ。
 それで芋のつるが引っ張られるように、久し振りに水木しげるの鬼太郎、桑田次郎のエイトマンを続けざまに読んだ。それに併せて、つげ義春、はるき悦巳を思い出した。
 つげ義春が水木のアシスタントとしてバックやキャラクターを描いていたことは周知だし、はるき悦巳はつげ義春に多大な影響を受けたこともまた知られている。現に、チエがテツを驚かすために髪のポッチリを取ってぱらりと垂らしたコマがあるが、その顔は鬼太郎に生き写しだ。さらに吉田戦車も、あるエッセイ(未読)で、つげ義春について書いているようだ。それにだいたい、水木しげるのアナーキーさ(とくに初期)は、吉田戦車の破天荒ぶりをはるかに上回っている。かっぱ、かわうそなど、土俗・民俗に着目するところも共通だ。
 また、墓場の鬼太郎時代の有馬汎博士らマッド・サイエンティストのキャラクターのタッチは、桑田描くところのエイトマンの製造者である谷博士を髣髴させる。意外なようだが、水木・桑田両者の絵柄は、非常に近いものを持っているのだ。
 それ以外にも、この人たちの絵の精密さと構図も含めた美しさ、とくにペン運びの艶はすばらしい。墓場の鬼太郎の初期のコマのいくつかなどは、ロートレックが束になってもかなわないだろう(匹敵し、あるいは上回れるのは、当然ながら江戸の浮世絵師のみだ)。
 こういうことを考えてくると、水木・桑田~つげ~はるき~吉田という、トータル芸術表現の系譜が私の脳裏に浮かび上がった。それに浦沢直樹(NHKで昨日取り上げていた)を加えれば、なお完全だろう。
 そしてもっと考えれば、西欧20世紀美術というのは、結局「マンガ」「コミック」を予告、あるいは準備するためだけの存在でしかなかったのではないか、という極論すら思い浮かんだのだった。
 蛇足ながら、手塚治虫、杉浦茂、みなもと太郎(たぶん鳥山明も加えうる)という流れは、むしろ「堂々たる正統派西洋美術の系譜」に属するものだろう。

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そのまんま東当選

●そのまんま東当選
 わが国有権者は、青島・ノック・田中の教訓をまったく生かすつもりは無いらしい(マスコミはマスコミで、この三人が、あたかも官僚や議会という「抵抗勢力」にしてやられたかのようなストーリーをもう捏造している)。
 だがこれは裏を返せば、役人に対する怒りとルサンチマンがいかに根深く強いかということのあらわれだ。エリートたちは、よほど襟を正して引き締めてかかる必要がある。

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納豆騒動

●納豆騒動
  納豆そのものが悪いとか毒性があるとかいうわけではないだろう。
 「ダイエット効果」ということばを使って、それに飛びついたあたりが問われるところだろう。
 かえって、スローフードへの歩みに水を差すものだ。
 一方では「メガマック」が売り切れだというし、どういうことなのだろうか。
 情報は廻り回り、人を振り回す。
 とはいえ、「メガマック」食べてみたい気もするが、もう体が受けつけないだろう。

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マンガ家志望大学生殺害

●マンガ家志望大学生殺害
 自転車同士のちょっとした衝突トラブルが大事になったものだろう。何日か前の、大型スーパー駐車場での殺害遺体発見事件も、交差点での車同士のトラブルが発端らしい。
 そういえば最近は、歩行者同士で行き合う際にも、狭い通路でもまったく避けようとしない人ばかりだ。お互い様なのに、なにかまるで、自分が譲ることが沽券に関わるかのよう、甚だしきは自分のアイデンティティ存亡の危機であるとでもいわんばかりの顔つきをして突っ込んでくる。
 それで軽くたしなめでもしようものなら、すぐさま「殺人」なのだろう。向こうにしてみれば、アイデンティティつまり「生きる意味」を否定されたように感じるくらいとげとげ、あるいは戦々恐々としているわけだから。
 うっかり道も歩けない。さっさと道を譲り、君子危うきに近寄らずだ。
 だがそうすると、こんどは「何でそんなにあっさり避ける」とか言いがかりをつけてきたりして。桑原桑原。

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