二つの記事に涙 ●二つの記事に涙 会議とか研修とか、午前中から夕方まで続く。疲れ休めのため、某コーヒー店に入り、新聞を読んでいて、涙が止まらなくなりそうになった。 ひとつは、自殺した韓流スターの記事。父の介護に当たり、「お父さんの痛みを引き受けられなくて済みません」と泣いて死んだそうだ。こんなことば、現代の誰が吐けるだろう。儒教道徳、恩愛の極みではないか。 もうひとつは、沖縄うるま市での、米軍機墜落死者追悼集会のニュース。事故で大やけどを負って、一時は回復して大学まで進学したが、結局その後遺症で亡くなった人の名が、小学校の記念碑にようやく刻まれて、そこに母が詣でたというもの。さらに悲しいのは、この子は母親が基地で働いていたころの米兵の落し胤であったということだ。因果の輪ではないか。 帰りの車のラジオで流れていた政見放送も、もうちょっと肉声で語ってほしいものだ。 [1回]PR