美味紳助 ●美味紳助 「美味紳助」というテレビをやっていたので観たら、行列のできるチェーン店売り上げのことをやっていた。 焼肉屋、餃子屋、居酒屋だが、いずれも店長スタッフはじめたいへんなエネルギー、創意工夫、サービス精神を発揮して、大入り満員の盛況だ。 それでいて、毎晩の売り上げは100万ちょっとといったところ。経費などを考えると、実際の儲けというのはもっと少ないのではないか。チェーン店経営方式にせざるを得ない所以だろう。給与だって、けっしていいとは言えないに違いない。熱意と過労のぎりぎりのバランスにおいて、危うい綱渡りをしているようなものだ。 それでそうした経営をしている企業そのものを、ネットだかグロスだか知らないが、ただコンピュータの前でマウスをいじるだけで全体をあっちからこっちへと転がして差益を貪る者たちがいて、そうした連中はプールが3つとクルマが10台もあるような家に住んで、毎晩ジャグジーかなにかに浸かっているのだ。 そうした手合いを利口だと思うか、それともバカだと思うか。そこにそれぞれの人間の人生観(倫理観と言いたいところだが)が現われる。 [0回]PR