光化学スモッグ ●光化学スモッグ 今日は非常に蒸暑い。 雨も少しは降ったが、渋谷や世田谷では夕立とまでは行かなかったようだ。 夜に入ってからも蒸し暑さが去らない。 おまけに光化学スモッグが襲ってきているようだ。 これは中国からの大気汚染物質の影響だと、ニュースで言っていた。 春は汚染黄砂、夏は窒素酸化物と、最近の中国はろくな贈り物を寄こさない。朝貢貿易どこへやらだ。 60年代の日本が天に唾したものが、70年代、自らに落ちかかってきて、大変な苦労でそれをようやく克服したと思ったら、まったく同じ高度経済工業成長下のお隣の中国から、また同じものを降らされている。気流の関係で、自分には落ちてこないのだ。 いやそんなことはない、今の中国の汚染は目を覆うばかりだ。メイド・イン・チャイナ、だれも手に取らないではないか。 「前車の覆轍」どうして同じ過ちを繰り返さねば気が済まないのか。後発組だから、うまくコストダウンしながら、工業化と環境保全とを同時に進められるではないか。 去年、ベトナムである高名な先生と話したときにそう言ったのだが、「それは既に工業化に成功した国の人のことばだ」としか受け止めてもらえなかった。 これが「進歩の段取り」というものか。この場合ですら、「飛び級」はやっぱりダメなのか。 [0回]PR